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中学生になってから授業中にお腹が鳴る。黒歴史から学ぶ、止める方法・対策とは?

お腹が鳴る
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授業中や勤務中に
突然[お腹が鳴る]事で、恥ずかしい思いをして悩んでいる方はいませんか?

お腹の事が気にならない人にとっては
大した問題じゃないかもしれません。
でも、お腹が鳴る事に悩んでいる人の中には、
止める方法が見つからず、
精神的に参ってしまうほど
深刻な場合があります。

今回の記事では、
私の赤裸々な黒歴史を綴るとともに、
同じように苦しんでいる人に、

過去の私が
早くやっておきたかった対策

を、おすそわけします。

勇気を持って対策出来れば、
苦しみから脱する事は
必ず出来ます!

少し長い記事になりますが、
ご自分の状況と照らし合わせ、
参考にしていただければ幸いです(^^)

お腹が鳴る事を気にし始めたのは、思春期真っ只中!

授業中お腹が鳴らないよう耐えている中学生の女子

授業中にお腹が鳴る事・・・、
死ぬほど恥ずかしくてイヤですよね・・・。
止める方法は、
ただ、ひたすら力む事しか
最初は思いつきませんでした。

私がしんどい思いをし始めたのは、
忘れもしない…中学3年生の時。思春期真っ只中。

意識し始めたら最後、
恥ずかしい思いをしたくない一心で、
鳴らないようどれだけ耐えたか・・・。

それからの生活は、私にとって
[耐える]事が当たり前の日々。
とてもしんどくて、毎日学校に行くのが
[修業]のようでした。

私の家は、
学区の外れギリギリに位置していたので、
地図で見ると、中学校まで物凄く距離があります。
よくこんな遠いのに毎日通ってたな…
と、感心するほど距離がありましたが、
バスや自転車通学が認められていない時代
だったので、
中学校まで早歩きでも、
たっぷり30分
かかり登校していました。

私は、体育会系の部活動に所属していたので、
朝練習がある日は、
いつもより1時間半、早く家を出発していました。
当然、朝ご飯を食べるのは、
通常より早い時間になります。

中学2年生までは、
昼まで空腹を感じる事はなかったのですが、
中学3年になったばかりのある日の事、
まだ2時間目だと言うのに、

 あれ?なんかもうお腹空いてる。鳴りそう・・・

と、気づいたのです。
午前中の授業は4時間。

 お弁当の時間まで、まだまだなのに、
 もうこんなにお腹空いてる・・・

私は、今にも鳴りそうな自分のお腹に力を入れ、
音が鳴らないよう、必死にこらえました。
以前、家で
お腹が不意に鳴った事があったのですが、
とても大きな音だったのを
思い出したのです。

お腹が鳴って父親に笑われている娘

ちょっとでも気を抜くと、今にも鳴ってしまいそう
だったので、
力を入れたまま、ジッと耐え続けました。
1~2分ほど力んでいたでしょうか・・・、
頑張った甲斐あって、音は鳴らずに済みました。

 はぁ~・・・良かった・・・

危機を脱し、再び授業に集中し始めたのですが、
また10分もしないうちに、
再びお腹が鳴りそうになってきたのです。

 えーっ、なんでまた?

私は、再び力を入れてこらえました。

・・・この日、結局お弁当にありつけるまで、
時間にして約2時間!
私は自分のお腹が鳴らないよう、
何十回と耐えたのです。
この出来事は、
私自身の記憶に大きく黒く刻み込まれ、
この日を境に、

  授業中にお腹が鳴る

と、いう事を急に意識し始めるようになりました。

下の記事にも、関連記事と対策が書いてあります。

意識すればするほど鳴りやすい?お腹が鳴る事と意識の関係

学校の授業中、狭くて困っている少女

当時、団塊の世代の子どもである私達は、
親の数に比例して
子どもの数も多かったので、
小学生の頃から[1クラス40人前後]と、
生徒数がとても多く、
所狭しと、机を並べて授業を受けていました。

授業前と授業後に、
先生に挨拶するため一旦席の横に立ち、
「起立!礼!着席!」を、する時に、
満足に椅子を後ろに下げられず、
いつも机と椅子のすき間から、何とか
「よいしょっ」
と、立ち上がらなければならないほど、
前後の間隔は狭く、窮屈で、
私は、前の人と後ろの人に挟まれるような
その感覚が、元々とても苦手でした。

授業中に、
お腹が鳴る事を意識するようになってからは、
万が一、お腹の音が鳴った時に、
席の間隔が少しでも空いていれば、

 今の音、どこからだった?

と、バレないだろうから・・・と、いう思惑もあり、
掃除当番で机整理担当の時は、
必ず、自分の前後の席を、
少しだけ大きめに間隔を空けて、
出来る対策はやる
ようにしていました。

掃除をしている男女4人

私のクラスは、
数ヶ月に1回席替えをしていましたが、
誰がどこの席に座るかは、
生徒が決めるのではなく、
先生がいつも決めていました。

男・女・男・女・・・というように、
必ず、交互に座るよう組まれていて、
不幸な事に、なぜかいつも私の真後ろの席

 クラスの、やんちゃな男子達

ばかりでした。

その男子達は、決まって授業中、
突然、先生に何か面白い事を話しかけたり、
授業とは関係ない言葉を、しょっちゅう叫んだり

していました。

私は、今まではさほど気にしてなかったのですが、
授業中に、
お腹が鳴る事を意識するようになってからは、
その男子達が、
より一層私を苦しめる存在となっていったんです。

 もし鳴ってしまったら・・・!

想像したら、私はとても怖くなりました。
もしかしたらこの男子達は

「すげー音したぞ!」

など言って、
クラス中に広めてしまうかもしれない・・・。

お腹が鳴って男子に爆笑される事を想像する女子

もし私が、

 うるさいなー!
 お腹空いたんだから仕方ないでしょ?

など言って、
こういうタイプの男子に対抗出来るような、
積極的な性格だったら良かったのですが、
小さい頃から、同じ年齢の男子が大の苦手で、
必要最低限の話しか出来なかったので、
男子達から見れば、私は
とても大人しい女子でした。
なので、
とてもそんな風に言う勇気はありませんでした。

もし、鳴ってしまってそんな風に言われたら、
私は、恥ずかしくて
このクラスに居づらくなる・・・!

それだけじゃなくて、
いつも私と一緒に行動してくれる女友達
離れていっちゃうかもしれない!

瞬時に色んな思いが私を襲い、
なおさら私は

この先も、
絶対鳴らさないようにしなきゃ!

と、強く意識する事になってしまったんです。

お腹に手をあてて青ざめた表情の少女

ですが、その行為自体がそもそも間違いでした。
ある時、私は気づいたんです。

他の事に集中したり、考え込んだりして、
お腹が鳴る事が、
頭からすっぽり抜けて気にしてなければ、
お腹が空いている状態だとしても、
比較的鳴らないんだ…

逆に、意識している間は、
お腹に神経が集中するせいか、
なおさら鳴りそうになってしまうんだ・・・

ところが、すでに
異様なほど強く意識している状態の私にとって、
今さら「気にしない」事は不可能。
[授業中にお腹が鳴る事が当たり前の自分]と、
共に生きて行くしかありませんでした…。

「気にしない」「大丈夫」は慰めにならない。本当に大切なのは[共感]と[真剣に向き合う事]

授業中お腹が鳴らないよう耐えている中学生女子

そこからは、本当にしんどい日々でした。
部活動を引退し、
もう朝練には行かなくて良くなった後も、
やはり、3時間目の終わり頃から4時間目の間は、
休む事なくお腹が鳴りそうになり、
耐える日々が続きました。

毎日毎日

 神様お願い! どうか鳴らないで!

と、祈り続けました。

中学3年生ですから、当時の私は受験生です。
本来なら、こんな事に振り回されず、
しっかり勉強に励まなければならない
大切な時期です。

しっかり授業を聞いて、
先生が言う要点を
漏れなくノートに書いて・・・。

そうやって、
今まで真面目に授業を受けてきた私を突如襲った
[お腹が鳴る]という予期せぬ出来事は、
私から、集中力を
どんどん奪い取っていきました。

3時間目の終わり頃から4時間目は、
ひたすらお腹が鳴らないよう、
ただ耐えるだけの時間。
私は、授業に
全く集中出来なくなってしまった
のです。

授業を真剣に受けたい私にとって、それは
意にそぐわない、悲しい事でした。

私は、ある時、母に思い切って打ち明けました。

母なら、何か
対策を立ててくれるかもしれない・・・

そう思ったからです。

毎日ね、お昼近くになると
お腹が鳴りそうになるから、
鳴らないようにするのが大変
なんだ

私のお腹の音すごく大きいから、
イヤ
なんだよ

力むと、一旦引っ込むんだけど、
またすぐ鳴りそうになるから
本当にイヤなんだよ

切々と私は訴えましたが、母はこう答えたんです。

そんなの気にしなきゃいいのよ!
気にしないのが一番!

お母さんもよく鳴るけど、
鳴った方がいいのよ?
消化が良い証拠なんだから

あんたが思ってるほど
周りは気にしてないから、
鳴ったって大丈夫大丈夫!

深刻な娘の悩みを笑いながら対応する母

その言葉を受けて、私は落胆しました。

 私が掛けて欲しかった言葉は、
 そんな言葉じゃない・・・

そう思ったからです。
もし今、過去の私に言葉を掛けてあげられるなら、
こう言います。

 そんなにしんどい思いしてたんだね・・・

 よく頑張ってたよね

 鳴らないように、
 何か対策を一緒に考えようか

母に打ち明けた時、私は、

 この言葉が欲しかった…  
 対策を練って欲しかった・・・

私は結構、勇気を出して打ち明けたんです。
他の人にとっては、
大した事ではないかもしれないけど、
私にとっては、とても大きな悩み
だったから。

でも母は、私の言葉を真に受けず、
楽観的に捉え、楽観的に答えて、
勝手に解決してしまったんです。
私の落胆度は、
計り知れませんでした。

困った表情で机に腕を置いて座っている少女

 もう頼るところがない・・・

それからの私は、何か困った事があっても
母に相談しなくなり、
1人抱え込むようになりました。

 相談しても無駄

何もすっきりしないし、
解決しないと分かったから
です。

精神的に追い詰められ、体にも影響が出た過去

脱毛症になり皮膚科を受診する少女

この影響は、体にもハッキリ出ました。
よほど私は、精神的に追い詰められていたようで、
おでこの生え際に、一部
白髪が固まって生えたのです。
まだ中学生なのに・・・!です。
風呂上がりの私を見て母が気づき、
念のため皮膚科に行ったところ、

 円形脱毛症

だと言われ、通院治療を開始する事になりました。

その名のとおり、
直径約2~3cm程度に丸く
細かい白髪が密集していて、
その部分だけ黒髪が生えてない分、
目立っていました。

直すためには、治療と共に

 あまり細かい事を、気にしない事が大切

だと、言われました。

帰宅して母に報告すると、

 今、受験生だからね・・・

と、受験のストレスから来るものだと、
勝手に解釈していましたが、

私はすぐ、この症状は

 常日頃、お腹が鳴らないよう
 神経を尖らせているせいだ…

と、悟っていました。
同時に、

[気にするな]と、言われても、
 それが出来ないのだから、
 治療は長引くな・・・

そう覚悟もしました。

結局、丸1年ほど週1回通ったでしょうか・・・。
治療方法は、
白髪が生えている部分に刺激を与えるため、
ガチャン!ガチャン!と器具を押し当て、
ほんの少し出血を伴う痛いものでした。

幸い、中学3年生の時は、
3時間目の終わり頃から4時間目の時間帯
だけが、辛く、
それ以外の時間は、
授業も学習塾も集中して取り組めたので、
私は無事、第一志望の女子高校に
合格する事が出来ました。

合格発表を見て嬉し涙を流す少女

本当は、同ランクの
男女共学の高校も狙える成績だった
のですが、
あえて、女子だけが通う高校を選んだんです。

       それはなぜか?

男子がいる学校で授業を受けるのは、
もうこれ以上、耐えられなかったから

です。

女子高で気楽な反面、新たな悩みが・・・。人生最悪の2年間の始まり。

女子高校の教室でホッとした表情の少女

女子高に入学したばかりの、
高校1年生の時は、

女子だけなら、
少しくらいお腹の音が鳴ってもまあいいか…

と、気楽な気持ちでいられたせいか、
中学の時ほど、気負わずにいられました。

高校も中学同様、1クラスの人数は多く、
教室内には、机が所狭しと並べられていて
イヤでしたが、
最後尾の席になる事が多かったせいか、
少しだけラクに過ごせた事は、
本当にラッキーでした。

中学の時、一度もお腹を鳴らさずに耐えた
私へのご褒美かな

なんて思い
勝手に神様に感謝していました(^^)

高校は、
家の近くのバス停からバスに乗って終点まで行き、
降りてから、
さらに10分ほど歩いた先にあったので、
片道50分くらいかかりました。

高校の4時間目は、
中学より終了時刻が15分近く遅かったので、
相変わらず、
3時間目頃からお腹が空き始めるパターン
でしたが、

一口チョコやキャンディなどを、
こっそり持ってきたお友達に
おすそわけしてもらったり、

高校内に設置されている自動販売機で、
コーヒー牛乳などを休み時間に買って飲み、
お昼のお弁当の時間まで、
何とか持たせるようにしていました。

中学の時は、絶対に鳴らさなかったお腹の音も、
高校になってからは

 ちょっとくらい鳴ってもごまかせばいいや

と、気楽な気持ちで考えられるようになり、
鳴ったと同時に、

 机を動かして、ギーッ!と、音を出す

 椅子をガタン!と引いて、音を出す

このように、
音でごまかすようになっていきました。

お腹が鳴る音を音を出してごまかしながら授業を受ける少女

事態が急変したのは、高校2年の時でした。

卒業後の進路が、何も決まってなかった私は、
とりあえず好きな教科が詰まっている
[文系]を選択し、
クラス替えで[文系クラス]に入りました。

高校1年の時は、
中学の延長のような
幼さの残る空気の中で授業が進み、
気楽だったのですが、
私の入ったクラスは、
大学進学を目指す生徒用だったせいか、
授業中はみな、とても集中していて静かで、
その環境が、再び私を苦しめました。

やはり3時間目になると、
容赦なくお腹が鳴りそうになります。
私は、1年の時から同じクラスの仲の良い友達に、

 クセになるぞ?

と、言われたため、
よっぽどキツイ時以外は、
コーヒー牛乳を飲まないようにしていました。

お菓子やキャンディだって、
持ち込み禁止の学校でしたから、
本来食べる事は出来ませんし、
持ってきている人はいましたが、
少しやんちゃな女子達で、
私とは、絡む事のないグループの子達。

私と良く話す友達は、
皆、きまりを守るタイプの子ばかりだったので、
お菓子なんて持ってくるはずもなく、
私もまた持っていきづらく、
持ち込めませんでした。


なので結局、また
お腹が鳴らないよう力んだり、
ガタガタ音で、

ごまかすしかありませんでした。

来る日も来る日も休みなく、
力まない日はないくらい
圧迫してばかりだったせいか、
私の体は、日に日にガスが溜まりやすくなり、
今度は、ゲップやおならも
出やすい体質に悪化してしまった
のです。

お腹が膨張して困る少女

私には、
仲良くしてくれる友達は、それなりにいましたが、
お腹の事など、
全く気にしてない人ばかりだったので、
お腹の事で真剣に悩んでいるんだ・・・
、打ち明けられず、
言ったとしても

 お腹が鳴っちゃうんだよね~(笑)

と、意思とはうらはらに、
面白おかしく言って笑いを取ってしまい
そんな自分が、
イヤでたまりませんでした。

真逆の行動を取ってしまう背景にあったのは、
もし、真剣に悩みを打ち明けたとしても、

母みたいに楽観的に受け流されて
何の解決もしない
んだろうな・・・

予想出来たからです。

 本当は、こんな
 笑い事じゃないんだよ・・・

 毎日毎日、しんどいんだよ・・・

 いつも頑張って耐えているんだ
 って事を知って、
 何か協力してくれたらな…

・・・と、内心思っているクセに、
そんな言い方しか出来ない自分を、
何度も責めました。

引きつった笑顔で友達に話す高校生の女子

 お腹の事なんて全く気にせず、
 集中して授業を受けている他の子が、
 とても羨ましい・・・。

 どうして、みんなは
 お腹鳴らないんだろう・・・?

 なんで、私だけ毎日毎日
 こんな思い
 しなきゃならないんだろう?

ごまかすことが出来ず、
何度もお腹の音がもれる日が増えていきました。

毎日毎日、必死に耐えても、もれてしまう音は、
私からどんどん
自信と笑顔を奪い去って行き、

 私は、普通じゃないんだ・・・

 私が、おかしいんだ・・・

と、悲嘆するようになっていきました。

唯一、救いだったのは、
仲良くしてくれる友達が、
離れていかなかった事です。

友達のうち、私の席の後方に座っている子が
数人いたのですが、
私が授業中、音を出してお腹の音をごまかしたり、
お腹が鳴っている事に気づいていたはずです。
ですが、それについて何も触れず、
変わらず接してくれた事
何より救いでした。

しんどい時間がどんどん増えて行く・・・。普通でいられなくなった自分

新幹線の席に座りトランプをする3人の高校生女子

ところが、私はこの後、
自分の体にもっと振り回される事になるんです。

あれは、高校2年生修学旅行の時でした。
2泊3日で、新幹線を乗り継いで、
京都・奈良に行ったのですが、
トイレ以外は常に誰かがそばにいたので、
ゲップやおならなんて出来るわけがなく、
我慢してばかりいました。

友達に嫌われたくなかった
からです。

トイレの時に上手く出てくれれば
ラッキーでしたが、
そういう時に限って出ず、
結局溜まったまま過ごす事の方が多く、
私のお腹はいつも膨張していました。

1日目が終わり、
夜、大部屋に、40人近くが
雑魚寝をした時の事です。

ガスが体に溜まりやすくなってからというもの、
夜、体を横にすると、
ゴロゴロ・・・と、
消化している音が鳴る
ようになっていました。
しかも、夕飯後から時間が経ちすぎると、
昼と同じように、
夜までお腹が空いて鳴るようになった
んです。

家で私は、妹と相部屋だったのですが、
妹になら、別に聞かれても構わなかったですし、
妹は私より早く寝てしまうため、
音が鳴ろうと何も気兼ねせずにいられました。

でも、他人だと話は別です。
しかも40人も!

消灯しても、まだ寝ないで
ヒソヒソ話している子はあちこちにいましたが、
授業中よりも、ずっとずーっと静かなこの環境に、
私はまた耐えねばなりませんでした。

本当なら、旅行で疲れて、
早く体も心も休みたくて仕方ないのに、

 こんな事で寝れないなんて・・・!

どのくらい起きていたでしょうか・・・、
気づいたら寝ていましたが、
かなり寝不足な状態で朝を迎えたんです。

寝不足で目の下にクマが出来た少女

2日目の朝食後、バスに乗った時の事。
吐き気が湧き上がってきたんです。
私は、昔から寝不足だと、
乗り物酔いしやすい体質でもありました。

でも、私は気づいていました。
朝ご飯の後、ゲップを我慢したから、
ゲップさえ出てしまえば、
吐き気はなくなると、言う事を。
以前、
同じような感覚になった経験があったからです。

かといって、狭いバスの中、
隣の席の友達に嫌われたくない思いから、

  酔ったかも・・・

と、だけ言い、ずっと
ゲップも吐き気もこらえ続けました。

そして目的地に到着した途端、

 もうダメだ! 早く外へ!

我慢の限界が来たんです。

 これはもしかしたら本当に吐くかも・・・

それくらいマズイ状態で、
私はバスから急いで降りて地に足をつけた途端、
すごい声を出して、
溜まっていたものを吐き出したんです。
後ろから降りてきた子が
「キャー!」と叫びました。

でも予想通り、
溜まっていたゲップが出ただけで
吐かずに済んだんです。
これは本当に不幸中の幸いで、
少しホッとしました。

     やっと出せた・・・

その後も、
溜まっていたゲップが2~3回出続けましたが、
恥ずかしい気持ちを通り越し、

     やっとラクになれた・・・

と、いう気持ちがその時は上回りました。
それほど苦しかったんです。

「びっくりした・・・大丈夫?」

さっき叫んだ子が、優しく声をかけてくれ、
バスガイドさんや他の友達も、
次々と心配そうに声をかけてくれて、
少しずつ落ち着きを取り戻していきました。

バスから降りるやいなや具合が悪くなって、座り込む少女

 こんな思いはもうイヤだ!

 今度からは、出したいと思ったその時に、
 我慢しないで出していかなきゃ・・・。

人の目を気にして我慢ばかりしてしまう自分に、
そう言い聞かせる出来事でした。

ですが、この出来事は、

 なんで、みんなは
 ゲップとか出ないんだろう・・・

 なんで、私ばっかり? 

と、いう思いを増幅させ、

 自分は、やっぱり、普通じゃない・・・

と、思わせるには十分でした。

在宅で学べる高校があれば・・・!拒食症になり気づいた近未来の学校へのあこがれ

授業中耐える少女

高校3年になった私は、
相変わらず、将来目指すものが全くなかったので、
2年の時同様、文系が得意というだけで
[文系の大学を目指すクラス]に入りました。
この高校3年生の時期が、生涯最悪の1年で、
私の体は、さらに深刻な状態に陥っていました。

今までの辛さにプラスして、
食べたり飲んだりした後、昼間でも
[消化する音]が鳴る
ようになってしまったんです。
家を出発してから家に帰宅するまでの約8時間、
とにかく心安まるヒマがなく、

 ずっと神経を尖らせている・・・

そう言っても過言ではないぐらい、
色んな事に過敏になり、
今まで気にしてなかった事を、
気にしてしまっては自滅していました。

例えば、朝バスに乗り込むと、
すでに席が埋まってる事が多く、
つり革を握って、立つ事が多かったのですが、
自分のお腹の高さに、
座っている人の頭がちょうど位置しているので、

 今、お腹鳴ったら聞こえちゃうなぁ・・・

と、気づいて、お腹に力を入れて
鳴らないようにしたり、

朝礼などで、体育館に生徒が集まる時に
[体育座り]をした時も、

 お腹が圧迫されるから、音出ないかなぁ・・・

と、気にして、
お腹が不意に鳴らないよう力んだり・・・、

午後からの授業中、眠くなっても

 居眠りしている最中、
 お腹鳴るかもしれない・・・

と、思うと眠れず、
眠気とお腹に両方神経を行きわたらせたり・・・

家を出た時から、
ずっとそんな風にし続けなければならない
自分が、本当に嫌でした。

青ざめた表情の少女

もちろん、お弁当の時間まで
お腹が鳴らない日もまれにありました。
こんな日は、日頃自信を失っている私も、
元気に友達と楽しく話す事が出来て、
本来の自分を取り戻せたようでとても嬉しく、

1日を終える事が出来ていました。

 毎日こうだったらいいのに♪
 何で今日お腹ならずに済んだんだろう・・・? 

考えた時に気づいたんです。
今までは、朝ご飯を
用意された分だけ食べてたけど、
同居していた祖母が

 いっぱい食べていきなー

と、言って、多めに盛ってくれたからかも、と。

 それだ!
 何で今まで気づかなかったんだろ!

私は、翌日も多めを心掛けて
食を食べるようになりました。

するとやはり腹持ちは良く、
お腹が鳴らないよう我慢する時間は
少し減ったように思えたので、
次の日も、またその次の日も、私は

 たくさん食べよう! もっと食べよう!

と、頑張るようになりました。

一生懸命食べている少女

ところが、その頑張りは長くは続きませんでした。

起きてからご飯までは、
何か運動や
お手伝いをしているわけではないので
お腹は空いてません。

なのにもかかわらず、
無理に詰め込んでばかりいたせいか、
朝ご飯が、おいしく感じられなくなってきた
のです。

おいしくないばかりか、
たくさん盛ったはいいけど、
お腹が空いてないので、食べ終わるのに、
やけに時間がかかるようになり、
祖母に

 まだ、バスの時間はいいのかい?

と、心配されるほど、
ギリギリまで食べるようになり、
遅刻寸前で
駆け込み登校
するようになっていきました。

 朝ご飯、いっぱい食べなきゃ!

と、いう焦りが、私自身に
[圧]をかけていたんです。

そんな日々を送っていた私に、今度は、
朝になると食欲が全く出なくなる
と、いう、さらなる試練が待ち構えていました。

・・・私は[拒食症]になってしまったんです。

食欲がなく、ため息をつく少女

朝ご飯を食べないで登校すれば、
昼までどころか
1時間目からお腹が空き始めてしまう・・・。

     何とかしなきゃ!

焦りましたが、
やはり来る日も来る日も、
朝だけは食べられない日が続いたんです。

それからは、本当に
登校するのが[地獄]でした。

どうにも我慢出来ず、
2時間目の休み時間に、
お弁当を半分食べてしのいだ事もありましたが、
肝心のお弁当の時間になるとお腹が空かなくなり、
一番最後まで残ってチマチマ食べてたり、
午後から3時間授業がある日は、最後まで持たず、
またお腹が空いて鳴ったり・・・。

とにかく本当にしんどい毎日で、
私の体は、
毎日悲鳴をあげていました。
もちろん[心]も。

私はしんどい思いをしながら

 通わなくても、
 在宅で学べる学校があればいいのに・・・

いつも本気で、そう思っていました。

頬に両手をあてて想像する少女

[ドラえもん]や[鉄腕アトム]の世界のように、
テレビの画面に学校の先生がうつって、
授業を受けて、

テストの時だけ登校する、とか、
令和時代の今なら可能な、
そんな学びを、私は
数十年前、すでに願っていました。

もし、私の高校受験時に、
今、存在するような通信制高校が選べたなら、
きっと迷わず選択したと思います。

現在、色んな悩みがあって通信制高校を選択し、
輝きを取り戻している今の高校生達が、
とっても羨ましい・・・。

高校に通った3年間、
私は、自分のお腹に振り回され、
メチャクチャにされてしまったけど、
もし、通信制高校に通う事が出来ていたら、
午前中、毎日2時間だけ授業を受けるとか、
調子の良い時は、3時間受けるとか・・・、
そうやって、
自分の体と毎日相談しながら
通えていたんだろうな・・・
と、しみじみしてしまいます。

勉強も受験も全力投球出来ない・・・。自分の体に合った生き方探しの始まり。

夜中に受験勉強をする少女

当然こんな体では、
ろくに授業も頭に入ってこないし、
受験勉強をするため、
友達と図書館や勉強室に行ったり、
予備校にも行ってた事もありましたが、
お腹が気になって集中出来るわけがなく、
全てが[のれんに腕押し]でした。

それでも私は、受験生である自分を鼓舞し、
それなりに必死で勉強しました
が、
高校2年以降、
勉強に身が入らない2年間分の代償は大きく、
受ける前から分かっていましたが、
大学・短大受験は、
ことごとく落ちました。

ですが、私は落ちても、
ちっとも悔しい気持ちはありませんでした。
むしろ、大学や短大に行かなくてよくて、
ホッとしている自分がいたんです。

      それは、なぜか?

実は、受験するずっと前に
[気づいた事]が、あったからなんです。

 大学って・・・、
 短大って・・・、
「行った方がいい」って言うけど、
 本当にそうかなぁ・・・??

頬に両手をあてて困った表情の少女

私には、どうしても、しっくりこなかったんです。
先生も親も、周りみんなが

 就職した時に有利になるから、
 行けるなら行っといた方がいいぞ

と、言うし、
進学校の高校に入ったからには
受験しなければならない雰囲気もあったため、
流れに任せて受験はしましたが、
本当は乗り気ではなかったんです。

将来、何かの研究所に勤務したいなら、
[物理]や[科学]などを勉強した方がいい
事は分かります。

歌手やミュージカルなどの劇団員を目指すなら、
[音楽]をやっておいた方が良い
事も分かります。

将来、特に
なりたいものが見つかってなかった
私のような人間こそ、
進学して、そこでさらに色々学んで、
どんな仕事が自分に合うのかを、
見つめる期間にすべきなのかもしれないですが、

 本当に、今、学んでいる事は、
 将来役に立つのか?

 絶対この分野だけは就職しない!
 と、分かっているものの勉強まで
 やる必要はあるのか?

という、素朴な疑問が、ずっと私の中にあり、

 もうこれ以上、興味がない勉強を、
 また、あんな辛い思いをして

 2年も4年もやりたくない!

そういう気持ちが、
なおさら進学する気持ちを萎えさせていたんです

とはいえ、
いきなり就職するほどの度胸もなかったため、
私は、大学も短大も落ちた時のために、
専門学校の受験も、しておいたんです。

もう勉強はこりごりだったのですが、
[1年]だけの短期間、
しかも、
自分が楽しく学べそうな内容のものなら話は別!
と、思ったからです。
ここで、色んな資格を取ってから
就職にチャレンジすればいいんじゃないかな?
とも、思っての事でした。

キラキラした表情の少女

結果的に、専門学校に入学した私は、
相変わらず、授業中は
お腹が鳴るのを気にしてばかりいましたが、
この先、どこに就職しても、
実際に使えるノウハウを実技で楽しく学んだり、
電卓・パソコン・ワープロなど、
音が鳴るにぎやかな環境で学ぶ
が、多かったおかげで、
少しだけ気を紛らわせながら
学び続ける事が出来たんです。

とても充実していて、
1年間がアッという間に過ぎ去った時、
私は思いました。

 自分に合った環境なら、
 こんなに時間がたつのが早く、
 充実感も味わえるんだ…

…終わってみて、そう感じました。

 まだ、あと30分も耐えなきゃなの?

と、お腹を気にして
時間がたつのがとっても遅かった
中学・高校時代
とは真逆でした。

私は、これからずっと続く長い人生を、
この体と一緒に生きていかなくてはなりませんが、

   こんな体になってしまった…

と、呪うのではなく、

 この体に合った生き方を、
 これからも選択していけばいいんだ

と、気づいたんです。
それが出来れば、きっと
私らしく生きていけるはずだと!

自分を守るための対策を実践しながら、無理をしないで自分らしく過ごそう(^^)

会社でパソコンをしながら生き生き働く女性

それからの私は、
無理をしないようになりました。

社会人になった私は、
にぎやかな環境の就職先を選ぼうとしたのですが、
結局、専門学校で得意になった
電卓やパソコン作業を武器に出来る、
とある企業の[経理事務職]に就きました。

職場の中は、常に電話をする人の声や、
作業をするパソコンの音などで、
シーンとなる環境ではなかった
ので、
それなりに仕事に没頭出来ましたが、
お腹が鳴る音が、
すぐ隣や後ろの席の上司に
聞こえてしまうのがやはりイヤだったので、
鳴りそうな気配がしたら、トイレに行くついでに
更衣室内で、小さめなパンなどを食べて、
お昼までもたせました。

性格的に堂々と食べる事は出来ませんでしたが、
そうやって自分を守るようにしたんです。

更衣室でお菓子を食べる職場の女性

高校時代、
勉強したくても出来なかった悔しさは
計り知れません。

 今度こそ、昔の自分のように
 何事も全力でやるんだ!

私は、過去の悔しさを挽回するかのように、
自分を守りつつ、仕事に精を出しました。

すると、その頑張りが仕事に反映され、
上司に、仕事ぶりを
認められるようになっていきました。
ようやく本来の自分に戻れた
のです。

授業中にお腹が鳴る事で、
高校時代に、だだ下がりだった[自信の量]
が、少しずつ増え、
表情も明るくよみがえり、
毎日生き生きと過ごせるよう戻っていったんです。

上司にほめられて嬉しそうな女性

お腹が鳴る事は、今もなお毎日あります。
ですが、ふと気がつくと、
私はそんなお腹が鳴ってしまう自分
まるっと受け入れる事が
出来るようになっていました。

私は自分の経験から、
お腹が鳴るのを止める方法を探すより、
自分に合った環境に身を置いたり、

お腹が空くタイミングが、
人よりずっと早いだけなんだという事を理解して、
こまめに食べる事で
自分を守ってあげる対策をした方が、
結果的に悩みから解放されると感じました。

たった一度きりの貴重な人生です。
私のように、数年棒に振ってしまわないよう、
この記事が、お腹が鳴る事で悩んでいる方の、
後押しになれれば嬉しいです(^^)

この記事を書いた人
こっこ

高校2年と中学3年の息子のママ
専業主婦

2人とも中学生になってすぐ、不登校・登校しぶり・無気力・昼夜逆転など様々な問題が発生

解決するため、たくさん学んで実行
その甲斐あって穏やかな日常を取り戻した今、その経験から得た気づきを、同じように苦しむ全ての方を救うべく惜しみなく発信

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