せっかく頑張って勉強したのに
定期テスト当日
体調不良等で受けられない
または、諸事情により
教室で受けられない… など、
この先の高校受験や内申点が気になり
不安になっている中学生
またはその親御さんはいませんか?
ですが、心配ありません!
中学校により対応は様々だと思いますが、
本人の希望に沿った代替対応
を、考えてくれるはずです。
この記事では
実際定期テストの代替対応をしてもらい
無事に受ける事が出来た、長男の時例について
おすそわけします。
あくまで一例になりますが、
参考になれば幸いです(^ ^)
定期テストの代替対応① 別室での受験

長男の通っていた中学校は、
様々な事情で
教室で定期テストが受けられない生徒のため、
定期テスト用の[別室]が設けられ
受験する事が出来るようになっています。
少し前までは、別室受験不可だったらしく、
ちょうど長男が体調不良になった前年から
可能になったばかりとの事で
そういった意味ではラッキーでした。
当日は、定期テスト用に準備された別室に
別室受験を希望する生徒全員が集められ、
学年ごとに固まって席に座り
時間が来たら一斉にスタート。
万が一、定期テスト中に体調が悪くなっても
トイレや保健室などに行くかもしれない事を
想定内にしている教室であり、
別室受験する生徒数は
通常クラスの生徒数よりはずっと少なかったため、
教室で受けるよりは
安心して取り組めるとの事でした。
実際、定期テスト2日目、
この教科で最後…という
ラスト10~15分の時に
腹痛が始まってしまった長男でしたが、
別室という安心した環境も幸いし
何とか最後まで耐えられる程度だったようで
席を外さず、最後まで成し遂げられました。
唯一のデメリットとして、
英語の定期テスト時の最初の10分程度
リスニングテスト用の録音テープが
室内に流れるので、
同じ教室内で
他の教科をやってる他学年の生徒にとっては
少し気が散りやすいようです。

定期テスト欠席時の代替対応② 予備日での受験

長男の通っていた中学校は、
定期テスト当日
やむを得ず欠席して受けられない生徒のため
後日[予備日]を設け
受験する事が出来るようになっています。
-予備日受験-
日程 定期テスト後、1週間以内
日数 連続した2日間
時間 午前中の1~4限
場所 定期テスト用に準備された別室
すでに定期テストを受け終わった生徒が
通常授業をしている日に予備日が設定されるため、
予備日に定期テストを受ける場合、
通常授業には出ずに受ける事になります。
当日は、定期テスト用に準備された別室に
予備日受験を希望する生徒全員が集められ、
学年ごとに固まって席に座り、
時間が来たら一斉にスタート。
正規の定期テスト日と
同じ教科順に行われるとの事です。
[①別室受験]と同様、
英語の定期テスト時の最初の10分程度
リスニングテスト用の録音テープが
室内に流れるので、
同じ教室内で
他の教科をやってる他学年の生徒にとっては
少し気が散りやすいのがデメリットです。
逆にメリットは、
修正点を定期テストが始まってすぐ
教えてもらえたり、
もしくは、すでに修正されていて
修正する手間が省ける事です。
よく定期テスト中、時間がずいぶん経過してから
すみません! 1つ訂正があります!
と、突然その教科の先生がやってきて
修正を依頼された事はありませんか?
予備日受験の場合
すでに正規の定期テスト日に
そのような間違いがあった事が分かっているので、
定期テストに取りかかる前に
素早く伝える事が出来ますし、
修正しなくて良いよう、最初から
修正済のプリントを配布する可能性もあるので
その点は助かりますね。
定期テスト欠席時の代替対応③ 予備日以降の受験

長男の通っていた中学校は、
予備日にすら受けられない生徒
例えば、インフルエンザやコロナウィルス等で
長期欠席を要した生徒に対しては、
再登校出来たタイミングで受験可とし
臨機応変に対応しているようです。
-予備日以降の受験-
日程 再登校出来たらすぐ
日時 その生徒と相談の上、決定
(まとめて1日でやってしまったり
数日に分けたり、放課後を利用)
場所 適応教室
(不登校・登校しぶり
教室に行けない生徒用の教室)
[②予備日受験]と同様のメリットがあります。
定期テスト欠席時の代替対応④ 家での受験

当日だけでなく、予備日も
それ以降も登校して受けられない生徒
例えば、体調不良が長引いていたり、
不登校中であったり
何らかの事情で登校しての受験が難しい生徒
に対しては、
長男の中学校では、希望すれば
[家での受験]も可能となっています。
これも、少し前までは不可能でしたが、
ちょうど長男が体調不良になった前年から
可能になったばかりで、とても助かりました。
長男の時は
正規の定期テストが無事2日間とも終了した段階で
問題用紙と解答用紙を取りに行く事が可能だった
のですが、
次男の時は、学校側の方針が変わり、
事情があって、正規の定期テストから
1週間経たないと配布出来ないと言われました。
よって、家で受験する場合の最新版は
下記のようになるとの事です。
-家で受験する場合-
・問題・解答用紙の配布
定期テスト後、1週間後
・受験日程
配布後、なるべく1週間以内
・1教科当たりの時間
家庭科・技術のみ30分
それ以外は50分
(タイマーなどを使い、自分で測る)
・英語のリスニングテスト
録音したDVDを貸出
(学校支給のタブレットに挿入し
聞きながら問題を解く)
・提出日
配布後、なるべく1週間以内
(英語のリスニングテストDVDも返却)
次男は「家で受験する」と言ってはいたのですが、
やる気がなく、結局一度も家で受験しなかったため、
今回は、実際に家で受験した事のある
[長男の時の話]を、おすそわけします。
実際に家で定期テストを受験した時の長男の体験談

長男が中学2年生の秋、
まだ不登校というより
登校しぶりという段階の頃の話です。
定期テストに行く気満々だった長男が
腹痛で行けず、
予備日も、それ以降も登校が難しいため
どうしたら良いか、担任の先生に相談した私は、
定期テストが学校で受けられない生徒は
家で、受験も可能
だと、教えてもらった事が始まりでした。
家で、やりたい
と、家での受験を希望したため、
登校出来ない長男に代わり
問題と解答用紙を私が学校まで取りに行きました。
そして長男と相談し、
次のように実施する事になりました。
・実施するタイミング
体調の良い時
・受験する教科順
好きな教科順
・実施期間
体調と相談しながら、何日間かに分けて
・教科書やワーク
定期テスト開始直前に、母が預る
・受験時間
自分でタイマーをセットし計測
(母も開始時間・終了時間を把握する)
・実施場所
長男の部屋
さらに、終了時間に問題を解くのをやめているか
私が確認しに行く事にもなりました。
腹痛があり
立て続けに受けるのが難しかったため、
午前中に1教科、午後に2教科やったり
さらには、1日1教科しか出来ない日があったり
今日はやらないという日もあったため、
定期テストを受け取ってから提出するまで
結局10日ほど要しました。
このようにしながら
無事、家での受験を終えた長男でしたが、
担任の先生は
大丈夫ですよ
と、難なく対応してくださり、
教科書を見ながら解答するなどの
不正受験を疑う事も一切なく、
長男を信用し、対応してくれた事は
救いになりました。
この件に関しては、別記事でも触れています ↓
代替対応②~④で受験した場合の点数 ~見込み点~

柔軟に対応してもらい
非常に助かった救済措置の数々でしたが、
その反面デメリットもあるので、
一応念頭に置いてもらった方が良いかなと思い
知りうる限りの情報を書いておきたいと思います。
予備日受験や家での受験をした場合、
本来の定期テスト実施日から
ずいぶん時間が経っています。
と、いう事は、
すでに受け終わった生徒より、
テスト勉強に当てられる時間がその分多くなる
ので、少しお得なわけです。
さらに、長男の中学校の場合、
当日と同じ問題が出されたので、
万が一、すでに受け終わった生徒から
「こんな問題が出たよ」
など、聞いた上で臨む場合があるかもしれません。
そういった事なども踏まえてだと思いますが、
公平性を保つために
定期テスト当日以外に受験をした場合、
[見込み点]という形で計算し、
今回取った点数は
あくまで[参考]とさせてもらうのだと
担任の先生が教えてくれた事があります。
これだけだと、???だと思うので
もう少し詳しく説明します。
まず、見込み点とは
前回の定期テストの点数
÷ 前回の定期テストの平均点
× 今回の定期テストの平均点
× 中学校が定めている割合
このように計算して出した点数の事です。
その生徒が[取ると予想される点数]
を、まず計算し、
当日受験している生徒との不公平感をなくすため
もらえる点数は、その6~8割相当との事。
この割合は、中学校により異なり、
長男の中学校の場合は、8割程度との事でした。
-長男の中学校の一例-
今回の定期テストの点数 100点
前回の定期テストの点数 90点
前回の定期テストの平均点 70点
今回の定期テストの平均点 75点
中学校が定めている割合 80%
90÷70×75×0.8=77点
➔ これが[見込み点]という事になります。
と、言う事は、
例えば、予備日に受験し
上記例のように100点を取ったとしても、
77点が[見込み点]として内申書に反映される
事になり、
100点はあくまで[参考]として
一応、記録が残る程度となるらしいのです。
このような場合、
非常に悔しく、やり切れないですよね…。
100点と77点の差は、非常に大きすぎます…。

逆に、予備日に受験し
60点しか取れなかった場合、
見込み点77点の方が高いので
ラッキーという事になります。
さらに、この[見込み点]、
やむを得ず、結局受験出来なかった場合
つまり未受験の場合でも
もらえる場合があるようなのです。
中学校にもよりますし、
受験出来なかった理由にもよるようですが、
もし、受験せずとももらえるなら
たまたま体調不良等で
仕方なく受けられなかった場合などは
本当に救われますよね…。
ただし、誤解のないように言っておきますと、
不登校等で、前回も前々回もずーっと
定期テストを受験していない場合は
もらえないようです。
見込み点を計算するためには
前回の定期テストの点数が必要になってきますし
これは当然ですね…。
見込み点については中学校により違ってくるので
気になる場合、
一度担任の先生などに確認しておくと
いざという時に安心かと思います。
いずれにせよ、点数次第では
好転暗転どっちに転ぶか分からないわけですが、
だからと言って
「じゃあ受験しなくていいや」
と、あきらめる事を選択するより、
遅くなったけど受験したという[頑張り]は
きっとどこかに評価されると思いますし、
・次回以降の定期テストを頑張る
・提出物等を〆切までに提出する
・委員会・部活動・各種行事で
積極的に活動する
このように、他の事でカバーする事が出来れば、
十分内申点を挽回する事は可能のようなので、
どうか諦めずに、前向きに捉えてほしいです。
[まとめ]定期テストは子どもに合った方法で受けられる!

・別室受験
・予備日の設定
・家での受験も可能な場合がある …など
定期テスト当日に、何らかの事情で
他生徒と共に受けられない子どもを救うため、
最近の中学校は、このように柔軟な対応を増やし、
定期テストを受けたい子どもが受けられるように
対策を積み上げていると聞きます。
なので、万が一定期テスト当日
体調不良等がおこったとしても、
まずは慌てずに、担任の先生に
自分は、どうやって受けたいのか?
正直な気持ちを伝えてみてほしいです。
担任の先生に言いにくいなら
学年主任の先生や
たまたま電話に出た先生など、
とにかく相談しやすい先生に伝えればOKです。
お子さんが言えないのなら
親御さんが代わりに伝え、
少しでも安心した環境の中で
受験させてあげたいですね。
中学校によっては、先生の数が足りないなど、
希望する形を100%叶えられない場合が
あるかもしれないですが、
希望に近い形で、対応してくれると思います。
体調があまり思わしくないけど、
少人数の別室や
保健室でなら受けられそうな場合、
正直にそう伝えれば
きっと何とかしてくれると思いますし、
どうしても当日が難しければ、
後日、別室や家で受験させてもらえるかも
しれないのです。
たとえ、見込み点しかもらえなかったとしても、
日頃の行いを良くするよう心掛ければ
自然と評価につながり、カバー出来るはずです。
何とかなります!
必要以上に恐れる事はないと思います(^ ^)
要は、体調が悪いなどの理由があるけど、
それでも定期テストを受けたいんだ!という
頑張る気持ちを中学校に示す事が最も重要
だと思うんです。
どんな方法だろうと、
この方法なら
今回のような緊急時でも、今持つ力を出せそう!
と、いう案があるならば
遠慮する事なく、是非中学校側に伝え、
その方法で乗り切ってほしいです。
その頑張りは、きっと評価に反映されますよ(^ ^)