口うるさい親の過干渉
ストレスに感じますよね…。
社会人になっても
親の過干渉が続いている事はありませんか?
そして自分も親となり、ふと気づいたら
〝私も〟子どもに過干渉していた!
と、感じた事ないですか?
放置したままだと
深刻な状況を作り出しかねない[過干渉]
ですが、気づいてからでも遅くはありません!
親の過干渉を
いい加減やめさせたい・やめたい方向けに、
抜け出す事が出来た私の経験談を
こっそり教えます(^^)
良妻賢母の母だけど・・・。不快な口調にイライラ・・・!

私の母は、細かい所によく気が付く
いわゆる良妻賢母です。
私は結婚後、長男が1才の時に
両親の住む家に引っ越し、同居を始めたのですが、
子育てに関しては
母は[経験者]であり[先輩]ですし、
母は、今でこそ退職しましたが
以前は[保育士]をしており
子どもに関してはベテラン。
当然色んな知識を持っているので、
私は子育てをするにあたり
何ら心配はしていませんでした。
何か、分からない事があれば
母に聞けばいい
母の言う事なら、間違いない・・・
そう思っていましたし、
実際、母は正しい事を
いつも教えてくれていました。
ただ、母は昔から
先回りの名人
口うるさい人
でした。
先を読んで指示を出され
助かる事は、とてもたくさんありましたが、
どうしても素直に指示に従いたくない!
と、拒否してしまう自分がいました。
それは、なぜ か?
・・・原因は[母の口調]です。

母は、自分では気づいていなかったようですが、
人を不快にする、イヤな言い方
で話す事が多く、私はいつも
何、その言い方!(怒)
と、イラッとする事が
子どもの頃からよくありました。
ですが、母は厳しい人であり
口では敵わない事も重々承知していたので、
私は面と向かって言い返す事はせず
グッとこらえて[無言]で抵抗していました。

母は怒ると
その不快な口調は、さらに増長しました。
ところが、母は
言いたい事を言ってしまうとスッキリするタイプ。
時間が経つと、まるで何事もなかったかのように、
いつも通りの声色に戻って話しかけてくるので、
そんな母の態度が、さらに私をイラつかせました。
さっきまであんなに怒りまくってたクセに
何、この豹変ぶり!(怒)
特に、思春期の頃の私は、
そんな母の口調にイライラを隠せませんでした。
子育てに自信をなくした私に、追い打ちをかける正論。口うるささはただの[余計なおせっかい]

口うるさい事も、ストレスになっていました。
何も言わなくても
あんたが進んでやるような子なら
こんなに口うるさく言わないわよ
気づいてないみたいだから
言うしかないでしょ?
・・・という、ごもっともな正論を
以前母から聞いた事がありますが、
[不快な口調]で[口うるさく]言われた方
にとっては、たまったものではありません。
例え、どんなに正しい事を言っていたとしても
次第に素直に受け入れられなくなり、
しまいには
[拒絶]へと向かっていく事になるんです・・・。

例えば
長男がまだ幼かった頃、こんな事がありました。
ある日、長男の様子がいつもと違う事に
母が気づき、私に教えてくれました。
顔色が悪い?
青白い?
見ても良く分からないけど
そう言われれば・・・!
念のため熱を測ると、発熱していて
慌てて医者に連れて行った事があります。
情けない話ですが、
このように、母に助けられる事は
[何度も]ありました。
今でこそ、アンテナを張り巡らせて
色々気づけるようになった私ですが、
よく気が付く母とは正反対で
私はとっても鈍い人間でした。
自分の息子が具合悪いのに、
そばにいる事の多い私が
一番最初に
気づいてあげられなかった・・・
いつも私は自分を責め、
情けない気持ちでいっぱいでした。
鈍い所を、何とかしなければ・・・!
そのたびに、対策を練る事だってありました。
なのに、母は追い打ちをかけるように
もっとしっかりしなさいよ?!
あんたがママなんだから!
いつもと何か違うって感じてたんなら
熱ぐらい測ってみればいいじゃない!
母の、あきれたような声で放つ正論は
ただでさえ落ち込んでいた私を
もっと責め立て、苦しめました。

私は、良い親になろうと必死でしたし、
私なりに子育てを頑張ってこなしてました。
でも、時たまこのように責められると、
私の子育てそのものを否定
されたように感じ、
母に何も言い返せない自分が
悔しくて情けなかった・・・。
ママとして、落第だ・・・
と、かなり凹んだ事もありました。
ですが、同時に母に対し
私の子育てに
口出ししないでほしい・・・
と、いう思いも強くなっていったんです。
私は確かに鈍いです。
でも、時間をかければ
色んな事に気づいて行動出来るんです!
母は、その速度が私よりずっと速いだけ。
子どもが具合悪い事だって
母よりはタイミングが遅いかもしれないですが、
私だって気づけるんです!
つまり、私にとってはただの
余計なおせっかい
な事が、ほとんどでした。
いわゆる[過干渉]です。
親の過干渉は私の代で終わらせる! 社会人になっても子ども扱いしてくる母にストレス

母の過干渉は、今でこそ激減しましたが、
数年前まで
[これでもか!]というほど受けてきました。
もう私は、毎日料理・洗濯・掃除をする
自立した社会人です。
・・・なのに、
この野菜、アクが出るから
しっかり取ってね
たまにはカーテンも洗いなさいよ?
暑い日ならすぐ乾くから
窓の掃除は濡らした新聞がいいわよ
綺麗になるから今度やってごらん
全部、すでに私は知っていて
言われなくても何年も前からやっているのに、
あえて言ってくるんです。
いつまで私を
[何も知らない子ども]だと
思ってるんだろう・・・
と、ストレスに感じる事があります。
最初のうちは
もう、知ってるよ?
もう、やってるよ?
と、答えてましたが、
何度も何度も同じ事を言われれば、
いい加減にして!(怒)
と、反発したくなるもの。
いちいち言われなくても
もうやってるから!
と、キツイ言い方で返す事が増えていきました。

母は、私だけでなく
孫(私の息子)にも過干渉をしていました。
何でも人に聞いてばっかりいる子に
ならないようにしなさいよ?
と、私に忠告しておきながら
自分だって、バッチリ
その種を巻いていたんです。

そして、そんな母の悪影響は
私にしっかり染みこんでいました。
私も息子達に対し
数年前まで過干渉なママだったんです。
しかし
長男が突如不登校になるという出来事が
きっかけで、
過干渉は
相手をイライラさせストレスを与えるだけでなく
相手が
これから考えようとしている事を
[奪う]行為
だと気づき、
干渉しないよう気を付けるようになっていました。
親の過干渉を食い止め、ストレスをなくすため、私がとった行動とは?

息子たちは
これ、どうしたらいい?
と、すでに自分でどうしたいか
決められない子になってましたが、
現在、私にそう尋ねてきた時は、
んー、どうしたらいいかな?
と、逆に考えさせるようになってからは、
自分で考えて
じゃあ、こうする!
と、決める事もあれば、
わかんない
と、決められない事もある、
そんな状態にまで、改善してきました。
ですが、私がいくら気を付けていても、
母が過干渉をしていては
プラスマイナスゼロになり意味がありません。
そこで、私は思い切って母に干渉しないよう、
今も時々伝えて協力してもらっています。
例えば、先日こんな事がありました。
息子が、これから食べ物を
レンジでチンしようとしていた時の話です。
先に同じものを食べ終わった母が
息子に、こう言いました。
ばーちゃんは
500Wで2分温めたら
ちょうど良かったよ
息子の方から母に聞いたのなら
その答えでも良いですが、
聞いてもいないのに、先に教えてしまうのは
余計なお世話=過干渉
だと、私は思い
息子がいなくなってから、母にこう言いました。
さっきみたいに、先に言っちゃうと
「何分チンすればいい?」って
毎回聞いてくる子になっちゃうから
今度から言わなくていいよ
何でも自分で考えて、決めさせてあげて
母はハッとして
ああ、そうね。分かったよ
と納得して、すんなり受け入れてくれました。

私に言われてようやく
余計なお世話 を、していたんだ
と、気づいたのです。
母としては、
孫のため を、思って
の事で、悪気はないんですが、
言われないと気づかないのが
過干渉の怖さだと知りました。
母はそれ以来
口出ししないよう気を付けるようになりました。
今でも、たまに過干渉が勃発する事はありますが、
以前に比べればずいぶん激減したので
ラクに過ごせるようになりました。
母の気持ちを動かす事が出来たからだと思うので、
あの時、勇気を出して言えた自分を
褒めてあげたいです(^^)
親の過干渉がもたらす悪影響と、過干渉をやめたら訪れた、穏やかな日常

私は自らの経験を振り返って、
過干渉をするという事は
相手を、自分が正しいと思うレールの上に
乗せようとする行為
であり、
相手が乗ってくれれば、自分は満足出来ます。
ですが、相手が乗ってくれなかった場合、
乗るまで口うるさく干渉し続け
関係が悪化するんだと分かりました。
実際に、母が人を不快にする口調ではなく
過干渉もしない人だったら、
私はこんなに
母の事をイヤだと思わずに済んだし、
関係も悪化しなかっただろうなって思うからです。
さらに、過干渉をする事は
相手がこれからやろうとしている行動を
[信用していない]事
にもつながると、感じました。
だから先走って、
ああした方が、いいよ
こうした方が、上手くいくよ
などと、余計な口出しをしてしまうんだと
分かったんです。
私も長年、息子達に過干渉をしてきましたし、
母が私にしたように
不快な口調で、息子達を
叱りつけてしまった事もありますが、
もうこれ以上はなしです!
母を反面教師にして
これからは、息子達には絶対にしない!
と、決めたんです。
息子達には、私のような思いを
これ以上させたくないし、
これからも仲良く暮らしていきたいからです(^ ^)
なので、口出しをするのではなく
息子達なら、きっと大丈夫!
と、信じて接するようにしています。
過干渉をまだしていた頃の息子たちは、
キツイ口調で、反抗してくる
親に向かって、叩く・蹴る
など
親子関係がギクシャクした時期もありましたが、
母から受け継いでしまった過干渉を手放した事で、
息子たちのストレスは消え
口調が柔らかくなり
殴る・蹴るは、すっかりなくなりました。
現在、息子たちは思春期真っ只中ですが、
自分の感じている率直な気持ちを
隠さず教えてくれたり、
家庭内に
穏やかな空気が流れるようにもなったんです。

下の記事にも詳しく書いてあります。
親の過干渉は
自分では気づけない事もあるので、
気づいた人が
その行為は
あなたの周りの人をダメにするよ?
と、気づかせてあげる事が出来れば、
きっと今のイライラストレスは減ると思います(^^)