子どもが、ある程度の年齢になると、
何か習い事をさせた方が…
と、考え出す親御さんは多いと思います。
ですが、その習い事、
無理矢理やらせていませんか?
行きたくない…
と、お子さんが訴える事はないですか?
子どものため…
と、言って始めたその習い事は、
本当に子どものためになっているでしょうか?
これらは全て、私が長男の習い事に対し、
NG対応をしてしまったがゆえ、
後悔の念から出た言葉です。
これ、我が家の事だ…
と、感じる方が、もしいらっしゃったら、
今すぐにでも対応を変えてほしい
ので、是非読み進めてみてくださいね。
習い事を始めたきっかけ。スイミングの楽しさに目覚める

長男は、幼稚園年長さんの夏、
[スイミング]を始めました。
長男にとって初めての習い事です。
そもそものきっかけは、
年長さん行事である[4日間の水泳教室]に、
中耳炎のため、
参加出来なかった事から始まりました。
耳鼻科で診察した結果、
4日間ともプールに入れない事は、
覚悟しなければならず、
このままでは、
他のお友達が水にどんどん慣れて
泳げるようになる中、
長男ばかりが置いてけぼりになってしまう…
私は、長男の事を思うあまり、
焦りを感じ、
お友達内で人気のある
スイミングスクールの情報を
調べ始めるようになりました。
長男は、喘息持ちではないのですが、
多少[気]がある体質だったため、
肺を鍛えるため、
何か習い事をさせるなら、
スイミングが一番かな…
と、長男が乳児の頃から、そう考えていました。
なので、水泳教室に参加出来ない状況が、
その思いに拍車をかけ、
このタイミングで
スイミングスクール入会を検討し始めたのです。
入会するかどうかは、
週1回、1か月間体験した後に決められる
と、聞いた私は、
当時、長男が一番仲良くしていたYくんに、
もし長男が「行きたい」と言った場合、
一緒に体験に参加してくれる?
と、Yくんママ経由で聞いてもらう事にしました。
Yくんは、
Kくん(長男)が行くなら行く!
と、言ってくれたので、
長男にその事を伝えたところ、
行く!
と、長男も乗ってくれて、
万が一、水泳教室に全く行けなくても
挽回出来るかな…
と、とりあえずホッとしました。
1日目の水泳教室が終わり、
長男を幼稚園まで迎えに行った時の事です。
長男は、
プールに入れないもう1人のお友達と、
プールサイドのガラス貼りの部屋で、
お絵かきをしつつも、
水泳教室の様子が気になり、
見ていたそうなのですが、
長男に付き添ってくれた先生から
Kくん、
プールに入りたそうにしていましたよ
と、聞いたんです。
2日目の水泳教室が終わった時も、
お絵かき楽しかった!
・・・けど・・・
何か言いたそうにして、
口をつぐんだ長男を見た幼稚園の先生が
プールにも入りたかったんだよね。
明日は入れるといいね(^ ^)
と、長男が飲み込んだセリフを代弁して、
私に伝えてくれたのです。
何とかして、プールに入らせてあげたいな…
長男の希望を叶えてあげられるか分からないけど、
居ても立ってもいられなくなった私は、
ダメ元で、
明日耳鼻科の先生に許可もらいに行こうか…
そう考え始めていました。
そして3日目の水泳教室の日、
登園前、
あと2日しか水泳教室ない・・・
ボソッ…と、長男が口にしたのを聞いた私は、
昨晩考えた事、
やっぱり実行しよう!
そう決意し、
幼稚園行く前に耳鼻科行って、
〝どうしてもプール入りたいんです!〟
…って、お願いしに行こうか!
ダメって言われるかもしれないけど、
いいよって言われるかもしれないし!
と、長男に聞いたところ、
行く!
と、言ったので、
登園前に耳鼻科を再診。
まだ中耳炎が完治してない事を
重々承知で、
水泳教室に
どうしても行きたいみたいなんです。
4回のうち、あと2回しかないので
行かせてあげたいんです
長男の思いを代弁して懇願したところ、
浸水しなければ…
と、いう条件付きでOKをもらえ、
残り2日間、
水泳教室に参加する事が出来たのです!

3~4日目は、親も参観可能だったので、
楽しそうにバシャバシャ遊ぶ長男を見て、
2日間だけだったとはいえ、
プールに入れてあげられて本当に良かった…
と、思いました。
終わってみれば、
長男は、他の子より2日少なかったわりに、
顔つけ出来たねシール
頭までもぐれたねシール
つかまって浮けたねシール
1人で受けたねシール …など
たくさんの[出来たねシール]を
GETする事が出来ただけでなく、
同レベルの子どもが1つのグループに集められ、
6グループに分けられていたうち、
最高レベルから2番目の
[5グループ]に入っていたので、
運動神経の良さを感じた出来事でもありました。
最終日を終えた長男は、笑顔で
楽しかったー!
今度、体験行くとこより、
こっちの方に行きたい!
と、満足気に話し、
水泳の楽しさを体感した様子に、
私は心底ホッとしました。
初めての習い事はスイミング。仲良しのお友達と一緒に入会したけれど…

1ヶ月間、スイミングスクールの体験に、
仲良しのYくんと通い始めた長男は、
翌月からも
やる!
と、本格的に入会する事を
自分の意思で決めました。
長男が、年長さん夏休みの事でした。
長男・Yくん・Yくんママ、
みんなで相談し、
通うのは、週1回、
[金曜日の夕方]にしました。
始めたばかりで、
万が一疲労が出たとしても、
翌日が土曜日なら、
幼稚園が休み、
または半日で終わるので、
比較的ラクだからです。
幼稚園降園後、車で直行して、
ちょうど良い時間に始まるコースを選択し、
スイミング後は、
たくさんキャンディが入った巾着袋から、
1個ずつ好きなものを選んでもらい、
帰りの車内でご褒美として舐めても良い事にし、
長男もYくんも、
毎週楽しそうに通っていました。
毎月、月末にはテストがあるのですが、
○m先まで顔をつけたまま浮かべた
など、
スクールが設定した[動作]が出来て
[合格]がもらえると、
スイミングキャップ(帽子)に挿入する
[ワッペン]が、
[10級]➔[9級]
というように、
どんどんランクアップしていく仕組み
になっていて、
長男は、順調に合格が続いた事が
随分と自信につながり、
いつも嬉しそうにしていました。
私は、テストの結果が、どうであろうと、
テストが終わった日は、
キャンディの他に、
長男が喜びそうな[デザート]を、
必ず夕食時に用意しておき、
頑張りを
ねぎらうようにしていました。
スイミングに通い続ける
[モチベーションを保つための策]として、
少しでも出来る事はやっておきたかったのです。
小学生になった長男とYくんは、
残念ながら、校区が違うため、
別々の小学校に通いながらも、
スイミングを続けていました。
お互い小学校で、新たなお友達が出来、
スイミングスクールにも
来ているお友達はいたのですが、
2人は、スイミングスクールで会うと、
磁石が引き寄せられるかのようにいつも一緒♪
よっぽど気が合うんだな…
ここまで
仲が良いお友達に出会えて良かったな…
そんな2人の姿を、いつも
ほっこりして見ていました。
Yくんママが出産を控え、
送迎が厳しくなった事を機に、
帰りのみ、
スイミングスクール専用バスに乗って、
それぞれの自宅近くまで
送ってもらう事に変更したのですが、
バス降車場に、私が次男と共に迎えに行くと、
いつも楽しそうに
バスの運転者さんと、Yくんに手を振り、
降りてくる長男の姿がありました。
ずっとこのまま、
楽しみながら続けられるといいな…
そう願っていたのですが、
ある日、状況は一変しました。
Yくん家族が、県外に引っ越す事になったのです。
長男が、小学校1年生の終わりに
差し掛かった時でした。
習い事に行きたくない…と言うようになった長男。私がとってしまったNG対応

Yくんが引っ越すという事は、
当然スイミングスクールも退会するという事…。
私は、イヤな予感がしました。
もう、行きたくない
と、長男が言い出すのではないか…と。
長男はぐんぐん泳力がついてきていて、
この先が楽しみでしたし、
スイミングをするようになって以来、
めっきり病気になる回数が
減ってきていた事もあり、
長男の体のため、
健康を維持するために、
続けさせたかったのです。
ところがそれは、余計な心配でした。
長男は、
Yくんいなくても、
他にまだ友達いっぱい来てるし
そのように、ひょうひょうと言い放ち、
スイミングを続行してくれたのです。
…ホッとしました。
長男が、小学校2年生に進級した春、
以前から
「早くやりたい!」
と、希望していた次男も入会し、
泳ぐグループは別でしたが、
2人、同じ時間帯で通うようになりました。
ですが、やはり
Yくんのいなくなった影響は大きく、
長男が、小学校2年生の秋、
もう、プールやめたい…
と、突然言い出したのです。
この時が、初めてでした。
泳ぐ距離が長くなって
疲れるようになった
Yくんが退会後、
他のお友達まで、次々退会していった
翌年、3年生になると、
6限まである日がもう1日増え、
宿題に取り組む時間も30分必要だから、
遊ぶ時間がほしい
これが、やめたい理由でした。
ですが、せっかく順調に泳力も伸びていて、
もったいない…と、思いましたし、
何より、長男の健康のため、
せっかくここまで
泳げるようになったんだし、
バタフライ・クロール・平泳ぎ・背泳ぎ
全て50mずつ合格したらね!
もう少し頑張ってみようよ!
と、提案しました。
遠すぎる目標だと、
辞めたい気持ちが加速しそうだったので、
ちょっと頑張れば達成出来る
[ゴール]を提案したのです。
この[ゴール]に到達するには、
あと4~5回テストに合格する必要がありました。
つまり、早ければ4~5か月後には退会出来る
と、いうわけです。
私の提案を聞いた長男は、
それでも不満気でしたが、
しぶしぶ了解し、通い続けてくれました。
ですが、この時、私はミスをしました。
長男と一緒に相談して決めなかった事
です。
どうして、一緒に相談してから
決めなかったのか?
恐らく、相談という形を取っても、
「今すぐやめたい」と、言う長男と、
もう少し続けさせたい私とで、
意見が衝突するだろうという事が
目に見えていたからです。
まだ小学2年生…。
スイミングを退会するには、
あまりにも早すぎる…と、譲れなかったのです。
再び習い事に行きたくないと訴える。続けるよう仕向けてしまったNG対応

数ヶ月後、再び長男は、
プール、やめたい…
と、訴えてきました。
ですが、まだ、
先日私が提案した
[ゴール]に達していなかったため、
この時の私は、長男に理由を聞く事もせず、
頭ごなしに、それを指摘し、
続けさせました。
この頃、次男が
「足りない」
と、欲張るようになった事もあり、
スイミング後のご褒美である[キャンディ]は、
1個から2個に増やし、
テストを受けた日は、
スイミング後、スーパーに寄って、
好きなデザートを買ってあげたり、
スイミングに通う事が、
少しでも楽しみに出来るよう、
私も、策を練り続けました。
そしてとうとう、長男が小学校3年生の時、
めでたく[ゴール]に達しました。
私は、退会を覚悟していましたが、
やっぱり、もっともっと続けさせたいな…
と、いう気持ちがあり、
私からは、退会についての話を
切り出しませんでした。
ところが意外にも、
この時の長男は、私との[約束]を忘れたのか?
合格したから、もうやめる
と、言い出さなかったのです。
この時期は、待ちに待ったゲーム機
[クラシックファミコン]
を、買ってもらったばかりで、
スイミングから帰宅すると、
飛びつくようにやっていました。
なので、そちらに夢中で、
うっかりしていたのかもしれません…。
私は、少しホッとしていました。
スイミングを続けてくれた事も、
ホッとした理由の1つですが、
ゲームを買ってあげたものの、
夢中になり過ぎて、
約束していた時間をオーバーしたり、
来る日も来る日も
帰宅すればゲームばかりだったので、
週1日くらいは、
習い事など他の事をして、
ゲームから離れる日が欲しかったからです。
ですが、長男は口に出さなかっただけ。
プールに行きたくない気持ち
実は、ずーっと持ち続けていたのです。
習い事に行きたくない気持ちが加速。そんな長男に対し、後悔しているNG対応とは?

それ以降は、
・ケガ
・のどの痛み
・咳が出る
・病み上がり
・学級閉鎖 など…
様々な理由で、お休みしたり、
テストも受けられなかったりする日が
多くなりました。
同月中なら、
欠席した分を別の日に変更出来るので、
可能な時は、そうするようにしていましたが、
色んな理由を並べ
~~だから、
今日はプール行きたくない…
と、言うものの、
時には、仮病と、感じられる事もあり、
説教をして、
無理矢理連れて行く事もありました。
それがNG対応な事だという事は、
重々承知していましたが、
月謝を払っている以上、
なるべく行ってもらいたい
このくらいのケガで休むなんて…
と、甘えさせたくなかった
これらの気持ちから、
つい、厳しく接してしまう自分がいました。
ある時、こんな事がありました。
プールの前はいつも、
同じ時間帯の生徒全員で、
先生の指導のもと、体操をするのですが、
体操が終わり、
わらわらと生徒がプールに向かう中、
帽子が、ない…
体操中に紛失したのか、
見学していた私の所に、
長男が、うなだれて寄ってきたのです。
その帽子=スイミングキャップは、
次男が、体操前にどこからか見つけ、
届けてくれたばかりの帽子だったので、
えっ、
さっき見つかったばかりなのに、また?
と、少し呆れてしまう状況でした。
受付に頼めば、帽子を貸してもらえると聞き、
間もなくプールが始まるため、
急いで受付に取りに行こうと
一緒に歩き出した、その時でした。
…足が痛いから、休む
突然、長男がそう言ったのです。
話を聞くと、
どうやら小学校の休み時間に
鬼ごっこをしていた時、
急いで階段を上ろうとして、
ガンッと、ひざ下を強打したとの事。
見せてもらったのですが、
特に青あざになってるわけでも、
膨らんでいるわけでもなかったので、
たんこぶ出来たわけじゃないし、
これぐらいなら大丈夫だよ
と、なだめながら、
受付で帽子を貸してもらい
長男に渡したのですが、
痛くて泳げないから、休む…
と、引かないのです。
現在の私なら、
痛がっている長男の希望を受け入れ、
即、休ませる事を選びます。
ところが、この時の私は、
どうしてもそれが出来ませんでした。
せっかく着替えて、体操までしたのに、
ここまできたら、頑張ってやってきてほしい
最初から、
痛くて休むつもりだったんなら、
もっと早く言ってほしかった
ただでさえ、最近休んでばかりなのに、
また、今日も休むのか…
色んな思いが
急激に私の感情を逆撫でし、
この後、私は
大きなNG行動をしてしまったのです。
こんな事ぐらいで休むなんて、
だらしがない!(怒)

スイミングスクールの廊下で、
すれ違う先生や
次の時間帯の親子にチラチラ見られながら、
怒った表情と怒りに満ちた声で、
10分ほど説得したでしょうか…。
結局、そんな私に長男は折れず、
プールも始まってしまったため、
私は説得をやめ、
仕方なく長男を連れて帰る事にしました。
受付の人に、帽子返して、
「今日は、足が痛いから休む」って、
自分で言ってきなさい!
怒りは、なかなか収まりませんでしたが、
長男が、帰り支度をするため、
更衣室に行って、戻ってくるまでの間、
最初から「休む」って言っちゃうと、
次男まで
「休む」って、言い出すといけないから、
あえてギリギリまで言わなかったのかな…
何でもマネする次男の事を
考えての行動だったのかも…
と、少しずつ冷静さを取り戻し、
何で私、いつも
あんなキツイ言い方しか
出来ないんだろう…
と、猛反省しました。
実は、お恥ずかしながら、
このような事は、
子どもたちが幼少の頃から
何回もありました。
一度、頭に血が上ると、
このようになってしまう…、
そんな自分が、とてもイヤでした。
なのにも関わらず、
逆上する自分を止められない…、
しんどい子育てをしていたんです。
行きたくないと言わなくなった長男。その理由とは?

長男が、小学校5年生になってすぐ、
次男は、
習い始めたばかりのサッカーに専念したいため、
スイミングを退会。
長男のみ、スイミングスクールに
連れて行く日々が始まりました。
次男が退会すると分かった瞬間は、
「えーっ?」
と、羨ましいような淋しいような
そんな声を出していた長男でしたが、
サッカーに専念するためで、
習い事がなくなるわけではないという事を聞いて
少し安心した様子もありました。
私は、長男にも
スイミングの他に、
何か、やりたい習い事があれば、
やっていいんだよ
と、伝えたところ、
特に、やりたいの無いから、
このままでいい
と、言い、しょっちゅう
今日プール、めんどくさい…
と、言う事はありましたが、
行きたくない
休みたい
と、言わなくなり、
何とか頑張って通い続けるようになりました。
その同じ年、長男は、
5年継続スイミングに通っている事を称えられ、
同じ時間帯に泳ぐ生徒全員の前で、
表彰状を受け取りました。
ところが、
別に、嬉しくない
こんなに長くやるつもりなかったのに…
無理矢理やらされてるし…
帰宅した後、不満そうな表情で言い、
そして思い出したように、こう言ったんです。
そういえば、前に
「この級まで合格したら辞めていいよ」
って、言ってたけど、あれ、どうなったん?
ギクッ!と、しましたが、
乳児の頃から飲んでいる
[喘息予防の薬]を、まだ飲み続けるよう
掛かりつけ医に言われていた事もあり、
そうだったね
でもKは未だに薬飲んでるでしょ?
お医者さんが、
まだ必要だと感じているから飲んでるんだよ
肺を鍛えるために、
水泳は、続けた方がいいよ
6年生まではやろう?
中学生になったら、
部活も始まって、忙しくなるだろうし
今度こそ、辞めていいからさ
そう説得したところ、
無理矢理させるのって、
意味ないと思うんだけど…
と、不満顔のままでしたが、
まぁ、●●君がいるから、いっか
その当時、
親しくしていたお友達の顔を思い浮かべて、
私の提案を受け入れ、
結局、
小学生の間ずっと続けてくれたのです。
そして、小学校6年生の3月末、
長男プール最後の日。
スクールが終わると、
同じグループの先生と生徒全員により胴上げされ、
プールに投げ込まれて
楽しそうにしている
長男の姿がありました。

終わってみれば、
全種目200mを、
綺麗なフォームで、速く泳げるようになっていて、
同じグループ内では、
1~2位を争うほどの好タイムを常に出し、
長男に自信をもたらしてくれた事は、
何より財産となりました。
イヤイヤ続けてた習い事だったのに、
本当に良く頑張って通った…!
その日は家族全員で
デザートを食べて労いました。
実は、私は気づいていました。
長男の心の中に、
やめたい
行きたくない
と、いう気持ちが、ずーっとある事を。
そしてそれは
もう、プールやめたい…
と、初めて言った、
あの小学1年生の冬からなんだ
と、いう事を。
長男がいくら
「行きたくない」
と、訴えても
長男の健康のため
と、自分に言い聞かせ、
OKを出さず、
説得して何とか行かせようとした事が、
今まで
どれだけあったことでしょう…。
そのやり取りが、面倒になった長男は
[あきらめて従う]しかなかった…。
だから、
やめたい
行きたくない
と、言わなくなったのです。
[まとめ]その習い事、本当に子どものためになっていますか?

言っても無駄
このセリフを、
いつの頃からか長男が使うようになったのですが、
そのセリフを植え付けてしまったのは、
私なんです…。
[あきらめる]事が、
クセになってしまった長男の姿を見るたび、
私は、
取り返しのつかない
NG対応をしていたんだと、
後悔してもし切れないほど、
悔やんでいるんです…。
だからこそ、
同じようなNG対応を
今もなお続けている方が、もしいるのなら、
今、この瞬間にやめてほしいんです!
親が「やった方がいいよ」と、言って、
始めた習い事だけでなく、
自分から「この習い事やりたい!」
と、言った子どもでも、
何かしらの理由から、突然
行きたくない…
と、言う事もあります。
習い事に「行きたくない」
と、子どもが言った時、
一番最初にしてほしいのは、
理由をしっかり聞いてあげる事
です。
子どもには子どもなりの[理由]があります。
なのに、
どうせ大した事じゃないんでしょ?
と、はなから相手にしなかったり、
理由も聞かず、
頭ごなしに否定して
無理矢理行かせようとする事だけは、
やめてほしいのです。
そんな対応ばかりされた子どもは、
次第に親に心を開かなくなり
別に、何となく…
わかんない…
ばかり言うようになる可能性があるからです。
理由を聞き、
そうだったんだね…
と、その思いを受け止め、
行きたくないって、言ってたけど、
じゃあ、どうしようか…?
と、子どもに考えさせた上で、
本当に習い事を休むのか
子ども自身に決めてもらう
これが、一番良いと感じました。
そして、休む・休まない、
どちらを選択したとしても
分かったよ、
じゃあ、今日は、休もうか!
と、子どもが決めた事を
[そのまま受け入れる]事が
最も重要だと感じました。
気持ちを受け入れてもらえると、
「次回は頑張って行くか…」
と、再び頑張れるかもしれないですし、
癇癪を起こしやすい子どもは、
次第に落ち着いて訴えられるようになると思います。
さらに、
親は自分を理解してくれる[味方]と認知し、
これから先、何か困った事が起きたとしても、
1人抱え込まず、
安心して本音を話せる
良い親子関係が築けると思うのです。
大人は、つい
子どもの健康のため
月謝が、もったいない
など、理由をつけて
行かせようと、
説得したくなるかもしれません。
ですが、それでは、一番大切な
[子どもの気持ち]が置き去りになってしまう
のです。
習い事をやっているのは、
親ではありません。
[子ども]です。
なのに、私たち大人は、
いつの間にか子どもと
[一心同体]になってしまい、
子どもの気持ちを、一旦横に置き、
自分の考えで
子どもを動かそうとしてしまいがち
です。
もし、心当たりがあるなら、
今すぐ、その[コントロール]をやめて、
子どもの気持ち第一の対応に
切り替えませんか?
そして、習い事に向かう
子どもの表情や様子を、よく見てほしいです。
楽しそうな表情をしていますか?
目をキラキラさせて、
早く行きたがっていますか?
ポーカーフェイスなお子さんの場合、
前向きな雰囲気はありますか?
せっかく習い事をするのなら、
待ち遠しいほど楽しみに出来るものに
通わせてあげたくないですか?
残念ながら、長男は、
運動神経抜群なわりに、
スポーツ全般嫌いだったため、
自分から
「これやりたい!」
と、言い出した習い事はありませんでした。
長男のように、
やりたい習い事が見つからない場合もある
と、思いますが、
見つからないからといって、
無理矢理何かさせる必要はない
と、今、私はそう思っています。
何も習い事をしていなくたって、
子どもが毎日、
生き生き過ごせていれば、
それだけで十分…。
数々のNG対応をして
気づきを得たからこそ、
そう思えるようになったのです。
逆に次男は、
小学2年生の時、自ら
サッカーやりたい!
と、言い出し、始めました。
入会を決めた夜、
自分から
「やりたい!」って、
思えるものを、
見つけられて良かったね!
お母さんすごく嬉しかったよ!
と、次男に伝えたところ、
嬉しいあまりに
涙をぬぐう次男の姿があったんです。
そんな姿を見るのは、
初めての事でした。
ずっと、やってみたかったサッカー
今度から、出来るんだ!
と、いう嬉しさと、
私に
自分の気持ちを受け入れてもらえた事が、
次男の嬉し涙につながった
…そう思うんです。

その後、次男は、
小学校5年生の3月に退会するまでの間、
毎週楽しそうに通い続けました。
まだまだ技術不足な所が、
多々ある状態での退会でしたが、
それでも、次男は満足気でした。
その姿を見て思ったんです。
イヤイヤ続けても、
同じような満足感は得られない
子どものためになる習い事というのは、
子ども自身が
満足感や達成感を得られるもの
でなければ
意味がないんだ…と。
まさに、以前、長男に言われた事です。
その事に気づいていても、
私は自分のやり方を
変える事が出来ませんでしたが、
まだ間に合う方、
きっといらっしゃると思います!
その[習い事]、
本当に[子どものため]になっている
でしょうか?
深い問題ですが、今一度、
考えるきっかけになってくれたら嬉しいです(^ ^)