子どもが不登校になると、
この先の受験や進路の事を思い、
[欠席日数の増加]が気になり、不安になりますよね…。
欠席日数をこれ以上増やさず、出席扱いにする方法は
たくさん存在します!
不登校でも、
ネット学習(オンライン授業)で、出席扱いに出来るものなど、
長男が中学生の時、登校しぶり期から不登校期にかけて、
出席日数を稼ぐため、どのような対策を取ったかを、おすそわけします(^^)
※※注意!※※
高校生は出席扱いの[対象外]なため、
この記事は、小学生・中学生のお子さんをお持ちの方向けになります。
[登校しぶり期]保健室登校で出席扱いにしてもらえた!

長男が、中学1年生の時です。
いつになく欠席が続き、
長男の欠席日数を心配した担任の先生が、
[保健室や別室に登校]すれば、
欠席にならず、出席扱いに出来る
と、こっそり教えてくれたんです。
その時の詳細については、こちら ↓
登校時間も下校時間も自由
自習をして過ごす
数分来ただけで帰宅したとしても[出席扱い]に出来る
と、いうのです。
早速長男に、その話を持ちかけたところ、
体調の良い日は、保健室の方に短時間だけ別室登校する
と、言い、行ける日は頑張って行くようになりました。
おかげさまで、
中学1年生の時は、欠席日数を抑える事が出来、
少しでも保健室に登校した日は、本当に[出席扱い]にしてもらえました。
但し、各種健診の日や、
保健室の先生の用事等により、入室出来る時間に限りがある日もあったので、
事前に、保健室の先生から聞いておく必要がありました。
[登校しぶり期]別室登校で出席扱いにしてもらえた!

長男は、中学2年生の時、
再び欠席が続くようになり、
体調が良い日のみ、短時間だけ保健室登校をしていました。
ですが、保健室の先生に、
別室にすら行かれない生徒用だから、
もし別室に行けるなら、次回からそっちに行ってほしい
と、言われ、教室に行けない生徒用の別室に登校するようになりました。
体調が今一つで、1時間だけしか登校出来ない日も、
[出席扱い]にしてもらえたので、
本当に助かりました。
別室には、手が空いた先生が交替で来るようなので、
先生の手が足りない等の理由で、
非対応の学校もあるとは思いますが、
現在、不登校生徒が増加している日本では、
同じように[出席扱い]にしてくれる学校が、多くなってきているようです。
[保健室登校]や[別室登校]については、
公にしていない学校が多いと思いますので、
もし、お子さんが、
保健室や別室なら行きたい
と、希望するようであれば、一度学校に
[出席扱い]にする事が可能かどうか
相談されてみてはいかがでしょうか?
たとえ、出席扱いにはならなかったとしても、
別室なら登校出来るんだけど…
と言う、お子さんの気持ちを汲んであげて
何とか学校側と協力し、[居場所]を確保してあげたいものですね。
[登校しぶり期]在宅でのオンライン授業で出席扱いにしてもらえた!

上記のように、体調の良い日のみ、短時間だけ別室登校を頑張っていた長男でしたが、
定期テストが迫っているのに、
授業に出れず、自習のみの状態に危機感を感じた私は、
長男と相談し、
体調が悪く登校出来ない日は、
授業をzoomで配信してもらえないでしょうか?
と、担任の先生に提案を持ちかけた事がありました。
ちょうどこれから、そのような使い方を始めようという段階だったようで、
実験台のような形ではありましたが、
家にいながらオンライン授業を受け、出席扱いにしてもらう事が出来たんです。
体育や技術など、動きのある実技教科は、難しいようで配信してもらえませんでしたが、
数学などの5教科は、黒板に照準を合わせておけば、
家にいても、ノートに黒板の字を写したり、
先生の説明を聞いて、理解を深める事も出来るので、とても良かったようです。
ただ、電波が悪いと、画像が乱れて黒板の字が良く見えなかったり、
先生の声がヒビ割れたように聞こえづらかったりする事もあったようなので、
その都度、学校側に連絡して、対応が必要な事もありました。
一番良い点は、登校しているお友達が、登校出来ない長男に向けて
zoom越しに、手を振ったり、話しかけてくれたり…、
学校に行けない日も、
お友達とつながっていられる点が、何より良かったです。

これも、学校によっては非対応な場合があるかもしれませんが、
言ったもの勝ち
だと思います!
言わなければ何も始まりません
…ですが、
言ってみたら、対応してくれた!
今回の長男のような例も、実際あるんです!
前例がないので・・・
と、渋る学校もあるかもしれませんが、
お子さんが望むのなら、
お子さんのために、
学校側に交渉してみる勇気を持ちたいものですね。
[登校しぶり期]別室でのオンライン授業も出席扱いにしてもらえたが…

同時期、さらに、
可能なら、別室登校出来た時も、
その別室にいる長男に向けて、
同じようにzoomで授業を配信してもらえないでしょうか?
と、担任の先生に交渉してみた事があります。
すぐOKがもらえて、
次に別室登校出来た日、zoomでオンライン授業を受け、
[出席扱い]にしてもらう事が出来ました。
ところが、これに関しては一部の先生からの同意が得られなかったようで、
その日のうちに、OKを撤回されてしまいました。
しかもあろう事か、
別室だけでなく、家にいる長男に対しても配信出来なくなってしまったのです。
他の生徒の手前、出来なくなった
と、いうのが、一番の理由で、
学校側としては、
登校出来ている子まで、登校しなくなるかもしれない…
と、危機感を感じての、苦渋の決定だったようです。

詳しい詳細については、こちらの記事で読めます ↓
私が、欲張って
「別室に登校した時も・・・」
なんて言ったばっかりに…
と、自分を責め、長男にも謝りました。
結果的に、このように非対応になる場合もありますが、
私は親として、
子どもの希望を聞いておきながら、
何も行動しないでいるより、
希望を叶えるために動けた、
自分の[頑張り]だけは褒めてあげたい
と、前向きに考えるようにしました。
実際、この1年後、
不登校になってしまった生徒に対し、
希望すれば、オンライン授業をzoomで配信出来るようになり、
学校側の対応は、180度変化しました。
あの時、前例がなかった事に対し、
私が働きかけた事が、少しでも学校側の考え方に影響を及ぼし、変化に結びついたのなら、
こんなに嬉しい事はありません。
…やはり、
言ったもの勝ち
なんだと、改めて思いました!
ただ、やはり
長男の時に、そのように対応してほしかった…
そこだけが残念で仕方ないです…。
[不登校期]ネット学習によるオンライン授業を出席扱いにしてもらえた!

長男が、中学2年生で、不登校が始まってすぐ、
増え続ける欠席日数を危惧した私は、
ネット検索で、
在宅学習した分を[出席扱い]に出来る
と、謳っているネット学習や、
オンライン授業が、たくさんある事を知りました。
色んなタイプのものがありますが、例を挙げてみると…
・すでに持っているパソコン・スマホ・タブレットで利用可能
・ネットで問題が送られてくる
・自分のペースで好きな時に勉強出来る
・勉強した証拠として、週または月1回レポートが届く
・レポートを学校に提出
・レポートにある勉強した日数分を[出席扱い]にしてもらえる
この仕組みを利用する事が出来れば、
別室登校すら出来なくても、家で勉強出来る
家で勉強した日数分、出席扱いにしてもらえる
こんなに良い話はない!
手応えを感じた私は、長男に提案してみました。
1週間の無料体験をやってみて、続けられそうか判断する
という事になったのですが、
長男がせっかくやる気になっても、
学校側にまた[NO]と言われてしまったら、何にもなりません。
そこで私は、まず学校側に対応してもらえるか、問い合わせる事にしました。
早速担任の先生に、この話を持ちかけ、
事前に取り寄せておいた資料を見ながら、説明しました。
[出席扱い]を可能にするための条件(例)
・毎月、学習した履歴(レポート)を、学校に証拠として提出する
・本人と先生が、定期的に顔を合わせ、現況を知ってもらう
(月1回、家庭訪問またはzoomでの面談など)
・学習時間については、特に定めず、体調に合わせ、無理のない範囲で行う …など
これもまた、前例がなかったので、
話を聞いて、理解しようと努めてくださり、
さらに校長先生にも相談したようで、
無事OKをもらえたとの連絡が来ました!

ただ1つ、
学校に登校してない事に変わりはないので、
通知表や内申書に掲載する、出欠日数については、
[出席日数]はゼロ
[欠席日数]は欠席した日数分
[その他備考]欄に、
欠席日数●日のうち、在宅でネット学習を実施した●日分は[出席扱い]とする と記載
「このような書き方になりますが、それでもよろしいですか?」
との事でした。
出席日数欄にカウントされないのは残念でしたが、
家で頑張って勉強に取り組んだ分を[出席扱い]にしてもらえる
これこそ、大きな前進です。
言ってみたら、対応してくれた!
長男のために動けた自分を、また褒めてあげられる出来事でした。
[結論]不登校でもオンライン授業やネット学習で出席扱いに出来るものはたくさんある!

今回挙げたもの以外にも、世の中には
学校以外の居場所(フリースクール・自治体の学習支援室など)での学習
を[出席扱い]にしてくれる学校もありますし、
他にも良い方法があれば、学校に提案する事で、
もしかしたら出席扱いに出来るかもしれません。
長男の場合、
ネット学習の無料体験中、
学習方法が合わない事が分かり、途中で退会してしまいましたし、
学習に対する[やる気]も低下していたので、
他のネット学習・オンライン授業に挑戦する事は出来ませんでした。
せっかくお膳立てしておいた
在宅で学習した分を出席扱いにする話
は、白紙に戻ってしまいましたが、
このような方法が可能だということを、
知る事が出来たのは、嬉しい発見でした。
私が学生の頃は、
こんなに子どもの気持ちに寄り添った対応はしてもらえませんでしたから…
不登校生徒が年々増えているのは、大問題だとは思いますが、
その分、そんな子どもへの
温かい対応が増えてきている事
は、嬉しい限りです。
もし、お子さんに[やる気]があるのなら、
文部科学省も推している、この
出席扱い制度
を、大いに活用し、
欠席日数増加の悩みが解消される親子が、
増える事を祈っています(^ ^)
文部科学省の出席扱い制度を、分かりやすくまとめたものはこちら ↓