当ブログは広告を掲載しています

親が子どもの意見を否定ばかり・・・。正論は親子関係を悪化させる原因?

母の子育て

せっかく親に、正直な気持ちを話したのに、
否定ばかりされて、スッキリ出来なかった事はありませんか?

さらに正論を突きつけられ

 こんな事なら話さなければ良かった!(>_<)

と、逆効果に感じた事はないですか?

私の経験上、このような対応をされた子どもは、
親に甘えたり、
頼りたい時に頼れなくなってしまうのではないかと思うんです。

 自分の親がまさにそうだ! 

 自分こそ子どもに対し、そうしていた・・・

そのような方向けに、
否定や正論がもたらす未来の姿、
そして、そうならないために、

 今からでも出来る事は何か?

・・・私の経験を元に書いていこうと思います(^^)

窮屈だった、母が決めた家庭内のきまりに従う生活

両手を腰にあてて険しい表情の母

私の母は、私が幼少の頃から、あらゆる事において厳しい人でした。

・早寝早起きなど、規則正しい生活を送る事を促された
・食事の献立は、栄養バランス第一
・おやつは虫歯になりやすいものはダメ
お手伝いをやるよう促された
モノは最低限あればいいから、増やすなと注意された
門限は○時までと決まっていた

などなど・・・。

健康を維持して生きて行くため、確かに大切な事ばかりなのですが、
厳しすぎてイヤだな・・・と、内心思っていました。

私は、自分に甘い部分があり、
面倒な事はやらないタイプなので、
もし母が厳しくなければ

・休日の朝ぐらいは、寝たいだけ寝ていた
・おやつは大好きなチョコを食べていた
・電話が鳴っても、率先して出ようとはしなかった
・玄関掃除・買物の荷物持ち・夕食の支度など、手伝わなかった

・・・きっとこのように、もっとダラけた生活をしていたと思うので、
私のそんな怠惰な性格が出ないよう
[しつけ]の一貫でそうせざるを得なかったんだと思いますし、
そういう意味ではありがたかったのかな・・・とは思います。

[私のため]だという事は、私が一番良く分かっていました。

ですが、母の正論に沿った生活は、私にとって窮屈で、
決して居心地の良いものではありませんでした。

欲しいものを素直におねだりしても、否定ばかりで聞き入れてくれない母に不満

女友達の部屋に遊びに来た2人の少女

私が、小学生の頃の話です。

私は学校が終わると、色んなお友達の家に遊びに行ってばかりいました。
低学年の頃は、気にも止めていませんでしたが、
高学年になると、行く先々で
[自分の部屋]があるお友達がとても羨ましくなったんです。

私の家は、祖父母が昭和時代半ばに建てたとても古い家だったので、
部屋数もギリギリで、私だけの部屋を作る事は不可能。
荷物置場のような和室の半分のスペースに、私と妹の学習机を2つ置いて、
狭いながらも楽しく勉強したり工夫して遊んでいたので、それはまだ良かったのですが、
問題はその[学習机]でした。

両手を頬にあてて空想する少女

私と妹が使っていたのは、
[父]と[叔父(父の弟)]が子ども時代に使っていた、昔の傷だらけの古びた机だったので、
お友達の家にある、今時の学習机がとても羨ましく、
母に

「ああいう机がほしい」

と、私は何回かねだった事があるんです。
ですが、母の答えはこういう時いつも決まっていました。

「うちはお金がないから、これで我慢しなさい。
 十分まだ使えるでしょ?」

母の言い方はきつく、不満が募りましたが、
子どもの頃は、親に[お金がない]と言われると、

 じゃあ我慢しなきゃか・・・

と、素直に信じ、無理強いせず、すぐ引き下がっていました。
子ども心に、母を困らせたくなかったんです。
学習机に限らず、おもちゃでも、ゲームでも、何でもです。

唯一、お正月にお年玉をもらった時だけ
自分の好きなおもちゃなど、大きな買い物をする事が出来たのですが、
私が欲しいと言っても、母が見て気に入らないものだと、

「こんなのすぐ飽きるに決まってるから、違うものにしなさい」

と、却下され、
結局、第1希望のものではないものを買っていました。

不満そうな少女

却下の理由[飽きる]以外にも、

「ゲームは、目が悪くなるといけないから」

「この服は、デザインが派手過ぎるから」

など、母の[ものさし]で見た時に、ふさわしくないからと言う理由だったので、
私は不満が募りながらも、厳しい母に従うしかありませんでした。
とにかく、母と私の[ものさし]は大きく違っていたんです。

子ども時代の不満が大人になってから爆発?

素敵な服をあてて喜ぶ少女

私は、中学生までは母と買い物に行く事が多く、
自分好みの服が選べないなど不満が残り、
買い物自体を心底楽しめませんでした。

高校生になってからは、1人で行くようになり、
好きなものを買えるようにはなりましたが、
相変わらず買ってきた物を見て、否定ばかりされていました。

私は幼少の頃から、随分と色んな事を我慢したり否定ばかりされましたが、
そういったものは、後になって爆発するものなんだ・・・と感じた出来事があります。

さきほどの[学習机]がまさにそれ。

私は社会人になり、お給料をいただいて最初に買ったものがなんと

 学習机

だったんです。
もう社会人になったというのに!・・・です。

もちろん小学生が買ってもらうような学習机ではなく、大人用のものですが、
自分で働いて得たお金で、自分好みの机が買えた私は、
ようやく心が落ち着きました。

私、学習机にこんなにも憧れを抱いていたんだ・・・

と、改めて感じさせられた出来事でした。

新品の机と、両手を組んで喜ぶ少女

我が家は、私が社会人デビューする直前、
家を新築し、引越して住み始めたのですが、
この時、私には待望の自室が出来、
そこに購入した机を設置したんです。

私は、机を買った事を母に伝えていましたが、
母は設置した机を見て、予想以上の大きさにとてもびっくりしたようで
怪訝そうな表情でこう言いました。

「こんな大きいの買ったの?!
 あんまり
ノを増やさないでよ?」

不満気にそう言い放ちましたが、

 この年になって、これを私に買わせたのは
 あなただよ?

と、私は内心訴えてました。

さらに、食べ物に関してだと、
幼少の頃から、チョコレートやスナック菓子が大好きな私に対し、
特にチョコレートは、

虫歯になるといけないから」

と、極端に買ってもらえなかった影響も、また出ました。

大人になった私は、休日におやつを買い貯めておくようになり、
夕飯後、誰もいなくなったTV部屋で、
録画した番組を見ながら自分だけこっそり食べるようになりました。
もちろん、チョコレートがメインです。

夜、テレビを見ながらチョコを食べる少女

他にも、子どもの頃に抑制されすぎて我慢に我慢を重ねたものは、
このように大人になってから、
不満を解消するようになっていったんです。

親の対応次第で、その後の親子関係が良くも悪くもなる

○✕のイラスト

ここで1つ、誤解のないよう伝えておきますが、
私は、おねだりされたら全部買ってあげるのが正解だと言っているわけではありません!

金銭的に本当に買ってあげられなくて・・・というご家庭もあるでしょうし、
子どものためを思っての親心から・・・という気持ちも、もちろん分かるんです。

問題なのは、

 子どもがおねだりした時、親がどう対応したか

なんです。
私の経験から、おねだりした時に

 否定から入る

 イヤな口調で返される

 怒られる

こんな対応をされてばかりいたから、
不満だけが残ったんだと感じました。

例えば、さきほどの[学習机]の場合、
もし母が、

「これで我慢しなさい!」
 と、いきなり言わずに、

「どうして欲しいと思ったの?」
 と、子どもの意見を聞こうと試みたり、

「そっかぁ、○○ちゃんのおうちに可愛い机があって欲しくなったんだね
 と、共感したり、

子ども目線で、まず気持ちを受け止めた上で、

買ってあげたいけど、うちはお金ないから
 この机で我慢してもらえると助かるんだけど、どうかな?」など、

決して威圧的ではなく、
上から目線でもなく、そう伝える事が出来ていたら、
きっと私は、もっと納得出来た上で諦める事が出来ただろうし、
ここまで[学習机]に執着する事はなかったと思うんです。

でも母は、いきなり[威圧的]に言い放つから、
私は不満も溜まるし、反論もしたくなるわけです。

不満な表情の少女と、不満レベルのイラスト

このように、常日頃から親に否定ばかりされ、
正論をかざして圧のかかった言い方をされてた私は
その後、どうなったかというと、

母が話しかけてきても、
 耳を傾けようと思わなくなり、

困った事が発生しても、
 母を頼ろうと思わなくなり、

何か助けてもらって、
 感謝しなきゃならない場面でも、言いたくなくなっていき、

親子関係が悪化してしまったんです。

親の悪影響は連鎖する? 気づいていてもやめられない息子達に対する否定や正論

耳栓をして母の言葉を聞かない態度の少女

ちょうど、母との親子関係が悪化した同時期、
私は、結婚して2人の息子がいましたが、
自分こそ、息子達に正論を突きつけたり、否定から入る会話をしてしまっている事に気づきました。

いえ、正確には

 気づいていたけど治せなかった

のです。

 自分が親になったら母のような言い方は絶対しない!

と、心に決めていたのにも関わらず、
母からの悪影響は、私の気持ちとはうらはらに、
しっかり染みこんでいたんです。

気づいていた私は、
治したくて仕方ありませんでした。

でも、いざとなると出てくる言葉は結局
[正論][否定ばかり]・・・。

当然ですが、息子達はそんな私に反発してくるので、
子育てがしんどいものになっていました。

2人の息子に怒った表情で注意する女性

ですが、息子達が思春期に入り、長男が突然不登校になる出来事が起きた時、
このままじゃいけない!と本気で思ったんです。

長男だって、行きたい気持ちはあるのに、
行けなくて苦しんでいるんだ・・・。

なのに、親である私が否定ばかりして、正論で追い詰めてしまっては、
息子がつぶれてしまう・・・。

頭をかかえて青ざめた表情の女性

私は息子のため、
自分の否定的スタイル本気で変えよう!と決意しました。

その時から、
私は息子達が言う事やる事がどんな事であれ
否定するのをやめ、正論を極力言わない事にしたんです。

否定と正論を手放せば、良好な人間関係が保てる!

ゴミ箱と2種類のゴミ

すると、息子達は反発する事がほぼなくなり、
自分の正直な気持ちを打ち明けてくれたり、穏やかさが増し、
子育てがすごくラクになれたんです。

長年にわたり、身に染みついた習慣や言葉というものは、そう簡単には変えられませんし、
変えようとするには、とてもパワーが必要です。

でも、心の底から子どもの事を心配した時、
親は変われるんです(^^)

私の長男は[不登校]という形で反発し、私に

 このままじゃ良くないよ?

と、気づかせてくれました。
だから今、私はこうして、
意思とはうらはらに母から受け継いでしまった[良くない習慣]手放す事が出来たんです。

風船が上っていく様子と、穏やかな表情の女性

それに比べて、私が子どもの頃は、
学校に行かない選択をするなんて、全く考えられない時代でしたし、
母は、私が反発しても自分の正論を絶対曲げない人だったので、
私は長男のように、母に反発をし続ける事が出来ず、
手のかからない[いい子]で過ごしてきました。

だから母は、

 自分の対応を変えようなんて、考えもしなかった

と、思うんです。

でも結局、その[しわ寄せ]は、
ずっと後になって、自分に戻ってきたわけです。

避けられる

話し掛けても、相手にしてもらえない

子どものために何かしてあげても、感謝してもらえない

私は息子達から

 そんな態度を取られたくない!(>_<)

と、母を見てなおさら思いました。

青ざめた表情の女性

親を反面教師にして気づいた事、それは・・・

 否定ばかりしないで、
 相手の意見が、たとえどんな事であれ、
 まずは一旦受け止める

 正論ばかり言わないで、
 非常識な意見も聞く耳を持つ

この2つを日々心掛ける事で、
親子関係だけでなく、
自分を取り巻く人との関係を[良好]に保つ事が出来ると感じました(^^)

この記事を書いた人
こっこ

高校2年と中学3年の息子のママ
専業主婦

2人とも中学生になってすぐ、不登校・登校しぶり・無気力・昼夜逆転など様々な問題が発生

解決するため、たくさん学んで実行
その甲斐あって穏やかな日常を取り戻した今、その経験から得た気づきを、同じように苦しむ全ての方を救うべく惜しみなく発信

プロフィール詳細 

こっこをフォローする
母の子育て
シェアお願いします \(^ ^)/
こっこをフォローする
タイトルとURLをコピーしました