子どもを授かった時、産まれた時、
こんなママになるんだ(^o^)
と、理想を掲げていたのに、
実際子育てを始めてみたら、
どうもうまくいかない・・・
怒ってばかりで、自分が嫌になる・・・
疲れた・・・(>_<)
私は、自分を責める毎日を十数年送っていましたが、
ある事に気づき、認めたら、
ようやくそんな自分と決別出来たんです。
この記事では、私のように、今もなお苦しんでいる方が、
どうして苦しいのか、その原因に気づき、前へ進めるよう書いていこうと思います(^^)
子どもが時間を守って動けるように・・・。時間にうるさい母親だった私

私は、子どもが幼少の頃から
[規則正しい生活]のレールから外れないよう、
毎日毎日時間に追われる子育てをしていました。
それが親としてやるべき
しつけ
だと、信じて疑わなかったからです。
実際その頑張りによって、
子どもを寝かしつけた後、
少しだけ、自分の時間が作れた
幼稚園・小学校に、遅刻せず登校させる事が出来た
食事は、いつも決まった時間に家族そろって食べれた
などなど・・・、
良かった事ももちろんありましたが、その反面、
時間が守れるよう[口うるさい母親]になり果てていました。

もちろん最初から口うるさかったわけではありません。
例えば、もっと遊びたくて、
お風呂の時間なのに、なかなか行かない時は、
「じゃあ、このおもちゃ一緒にお風呂に持っていって遊ぼうか!」
「この時計で○分までにお風呂に行った人には、
ママからおやつのご褒美あげようかなー!」
「今日の夕飯、大好きなカレーだよ!
お風呂上がったら食べようねー!」
など、風呂に入りたくなるような楽しい声掛けをして
誘導するようにしていました。

私はなるべく[怒りたくなかった]んです。
ですが実際のところ、
毎日思惑通りお風呂に入ってくれるほど、甘くはありませんでした。
親が思うように子どもは動かない。子どもに対してやってしまった私のNG対応

楽しい声掛けをしても、子どもに響かない・・・
ある程度、遊びに満足するまで付き合い、
終わるかと思いきや、今度は違うおもちゃで遊び出し、
終わりが見えない・・・
「あと○分遊んだら今度こそお風呂行こうね」
と、約束しても平気で破られる・・・
あの手この手と、
一生懸命考えて子育てをやってもうまくいかない・・・。
もう疲れた・・・。
容赦なく過ぎて行く時間に、焦った私が次に取った行動は、
「はいはいもう終わりだよ!」
と、大きめのキツい口調で言い放ち、
強制的におもちゃを片付け始める
「あと○分って言ったのに、いつまでやってるの?約束と違うじゃん!」
と、不満をぶつける
「時間になってもやめないんなら、このおもちゃどこかに片付けるよ?」
と、脅す
「いい加減終わりにして早くお風呂に入りなさい!」
と、大声で叱りつけ、
子どもが手に持っていたおもちゃやゲームを力ずくで奪い取る
このような、子どもの気持ちを無視した行動をするしか
当時は思いつきませんでした。

長男は、最初のうちは言う事を聞かず、
怒られながら風呂に向かう事もありましたが、
不満を抱えながらも渋々おもちゃを片付け、風呂に行くよう少しずつ変わっていきました。
ところが、負けん気の強い次男は、そんな私に刃向かって来る事が多く、
おもちゃを投げつけてくる
おもちゃを片付けるどころか、わざと散らかす
私の腕をつねったり引っ掻く

プッツン!と、私の忍耐の糸が切れるには十分な仕打ちでした。
そんな許すまじき態度をとってきた子どもに対し、
私がいつも取っていた最終手段は
[家の外に閉め出す事]でした。

玄関まで、泣きながらイヤがる子どもの体を無理矢理抱え、
もしくは腕を引っ張って連れて行き、
裸足のまま外に出したら戸を閉めるのです。
今これをやると通報されかねないですが、
当時の私は、これしか思いつかなかったんです。
これが、子どもに対する私なりの[最大の罰]でした。
玄関の外に閉め出すのはやり過ぎ! やってしまった後は後悔しか残らない・・・

当然、子どもは玄関の向こうで泣き叫びました。
我が家は、格子状に曇りガラスがはめられた和風引戸なので、
向こう側の子どもの姿が所々見えるようになっていて声も聞こえます。
しばらく泣かせた後で戸越しに
「もうおもちゃ投げつけたり、ママを引っ掻いたりしないね?」
など[約束]させた後で戸を開け、
涙を拭いてあげながら抱っこしてあげてようやく仲直りしたものです。

ですが、この時の私はいつも
こんな事したくなかった・・・
と、いう気持ちでいっぱいでした。
だって子どもは、
そんな罰を受けるほどの事はしてないんですから・・・。
その日子どもが寝静まった後、ふとその事を思い出し、
何であんな風にしか出来ないんだろう・・・
他の方法がもっとあったはずなのに、
ママ失格だね、ごめんね・・・
と、涙を流しながら子どもの寝顔に謝った事は数知れません・・・。

子どもに対する
[言葉掛け][叱り方][罰の与え方]・・・。
子どもを授かった時、
こんなママになろう(^o^)
と、目指していたはずの理想の母親像から
どんどんズレて行く・・・
ずっと、私は人知れずその事に苦しんでいました。
ですが、本当は気づいていました。
私は、
かつて自分が子ども時代に母にされていた事を、自分の子どもにしているんだ
・・・と。
そしてそれは、私が目指す母親像とは逆の
[なりたくない母親像]なんだという事を。
子ども時代に母にされていた事については、下の記事に詳しく書いてあります。
自分が子ども時代に受けた子育てが、正解とは限らない!

でも私は、母の子育て全般を否定しているわけではありません。
母は今でこそ退職しましたが、元は[保育士]をしていましたから、
子どもに関しては知識もあり[ベテラン]です。
当然、なるほど・・・と納得出来るものが圧倒的に多く、
私が[違う]と感じるのは、
私が母にされて[嫌だと感じた部分]だけです。
ですが、
自分が親になったら子どもにこんな事絶対しない
と、子どもの頃からそう決めていたくらい、
嫌な部分は、私の中に大きな影響を及ぼしていました。

母を反面教師にするんだ!
と、心に決めていた私でしたが、
いざ、自分が親になってみたら、うまくいかない事ばかりでした。
さきほどの[玄関の外に出す]事が、まさにそう。
本当は違う方法があるはず・・・
と、心の中では思っていました。
自分の親を反面教師にするんじゃなかったの?
という思いにも、気づいていました。
子育てが学べる学校があれば、そこで善し悪しの判断が出来たでしょうし、
ここ最近のようなネット社会だったら、
対策方法をネット検索して、調べたりしてたと思いますが、
私の場合、母以外の子育て法は、
私より早く子育てを始めた、友人や妹から得る程度で、
子育ての正解がどれかなんて、全くわからなかったんです。
しかも、結婚後すぐ、母とは同居していたので、
母からの影響が一番大きくなる事は避けられず、
慌ただしい毎日に、結局正解を見いだせないまま時間だけが過ぎ、
子育て初心者の私は、その方法以外のものが見つからない場合、
甘んじてその方法に頼るしかありませんでした。

自分が、子ども時代に親から受けた子育てを見本にするしかなかった・・・。
つまり、子どもが悪さをして、
何度言っても反省しない時の[玄関の外に出す罰]は、
私が子どもの頃、散々受けた[罰]だったんです。

この対応は正しくない(>_<)
と、感じているのに、
その気づきにフタをして子育てしてきたから、
違和感が生じて当たり前・・・。
自分が目指す子育てではないので、
うまくいかないと感じたり、後悔したり、
疲れた子育てになってしまうのは当然の事でした。
目指す子育てが出来ない原因は、同居の母の目

自分を苦しめていた正体はズバリ
同居している母の目
でした。
私は、母に
私、しっかり子育てしています!
と、いう[姿]を見せたかったんです。
どんな姿なら母を納得させられるか?
・・・私が出した答えは、
母が[正しい]と思っている子育てをする事
でした。
私は常に、母の目を気にしていたんです。
実の親なのに・・・、
義母ではないのに、
なぜこんなに気をつかわなければならないんだろう・・・
いつも私は、母の目を気にしすぎてしまう自分が嫌でした。
でも、私は分かっていました。
母に抵抗したり、刃向かったり、
提案を断るのが面倒だった・・・。
だから、自分がやりたい子育てよりも、
母が正しいと思う子育てをしていたんです。

そして、そうさせていたのは、紛れもなく[母]でした。
小さい頃からの、
母の私に対する[対応]や[話し方]などが
大きく影響しているんです。
子どもの頃から作られていった
この[自分の殻]を破る事
・・・簡単な事ではありませんでしたが、
でも、自分を苦しめている正体が分かった以上、
自分のため、子どものために、変わらなければならない!
そう思う気持ちは、どんどん強くなり、
口応えする事や、断る事が面倒だから・・・という理由で、
母の言いなりになってしまう自分は卒業しよう!
私は、わざと閉じていた自分のフタを
こじ開けようと試みるようになりました。

正しくない、と感じている事があるのなら、
もう、これ以上やってはいけない!
・・・少しずつ、私は自分が目指す子育てに切り替えるよう、
意識して行動するようになりました。
理想のママになるために、手放した過去の自分

ちょうどこの頃、
私は、長男の不登校問題で、さらに苦しい状況にあり、
その状況を打破するため、
[発達科学コミュニケーション]という子育ての学びを始めていました。
偶然ですが、
この学びは、私が決意してすでに行動していた事を、
まるで[後押し]するかのような内容でした。
長年、自分1人だけでは取り除く事の出来なかった苦しみが、
後押しを受ける事でどんどん取り除かれ、
私はようやく解放されていきました。
そして、[こうなりたい]と目指していたママに、
少しずつ近づいていく事が出来るようになったんです(^^)

[目指していた母親像]については下の記事に詳しく書いてあります。
母は、子育てだけでなく生活全般において、
正論を、ちょこちょこ口出ししてくる事があり、
嫌悪感を抱きながらも、その通りに動いてきた私でしたが、
今まで面倒がって、母に立ち向かおうとしなかった自分の過ちを認め、
意見が違うと思った時、
自分の意見を遠慮なく言うようにしていったんです。
それが例え、正論から外れている
[非常識な事]だとしても・・・です。

同時に、
母に、どう思われてもいいや!
と、割り切れるようになり、
これが私の目指す子育てだから!
と、堂々としていられるようにもなりました。
その時、
今までいかに[母に認められたいという気持ち]が強かったか、
気づく事が出来ました。
考え方が、みんな違うように、
子育てだってみんな違っていいんですよね。
自分らしく生きられれば、子育てもラクになれる!

頑張った甲斐あって、
私はまるで[憑きものが落ちた]ようにラクになりました。
今までやたらと気にしていた事を、気にしなくなったり、
良い意味で、
自分らしいラクな生き方が出来るようになったんです。
子どもに対しても、
叱るという事がほぼなくなりました。
問題がなくなったわけではなく、まだまだ大変な事もありますが、
その都度、感情的にならず、落ち着いて対応出来るようになり、
理想とするママに1歩、もう1歩と前進出来るよう、
日々修行をしている感じです(^^)
ここまで[自分自身の母]について書いてきましたが、
この記事を読まれている方の中には、
[ご主人側のご両親]に対して、同じようにしんどい思いをされている方がいらっしゃると思います。
でも、どちらだとしても、やる事は同じです。

私達の親世代で、世話好きな方や心配性な方がいますが、
人によっては
[余計なお世話]だという事に、肝心の本人は気づいていない
と、思う事があります。
そういった時は、
他人の問題に首を突っ込んでいる事に[気がつく]ような伝え方をする
・・・これが、気を悪くさせずに受け入れてもらえる
唯一の方法だと、経験上感じました。
例えば、我が家の場合、
学校を休んでばかりいる長男を見て、
「休むのが続くと、どんどん行きづらくなるから、早めに手を打ちなさいよ?」
と、母が何回か私に言ってきた事がありました。
長男のためを思っての発言でしょうが、
これは、長男からしたら[余計なお世話]。
人に言われなくても、本人が一番分かっている事です。
最初に言われた時の私は、まだ学びが足りず、心の中で
言われなくても分かってるよ!
と、不満を抱えながら黙って立ち去っていました。
でも、学び始めた頃に再度言われた時、私はこう返しました。
「今は、行きたくても行けず、本人が一番しんどい思いしているんだよ。
どうしても学校に行けない何か[理由]があるんだよ。
学校行くか行かないかは、○○(長男)が決める事だし、
○○の人生なんだから、
私達は出しゃばらず、○○が決めた事を信じましょう!」

すると、母は、
「まぁ、私も余計な事言わないようにしてるんだけどさ…」
と、ブツブツ言いながらも、私の意見に同調し、
それ以降、長男に対しても私に対しても、
小言や、余計な助言が激減しました。
義理の親が相手だと、自分の親よりは、ずっと言いにくいと思いますし、
言ってしまったら、関係が悪化するんじゃないか・・・と気になり、
躊躇するかもしれませんが、
この記事を読んで、
私も同じだ・・・
と、感じている方がもしいらっしゃったら、
どうか、
自分はやれる!
と、信じて行動してほしいです。
行動すれば、きっと何かが変わります!

子育てがうまくいかないと感じているなら・・・
子育てに疲れた・・・と疲弊しているなら・・・
自分が目指している母親像のレールから
[脱線]している事が原因かもしれません。
原因に気づいたのなら、その時がレールに乗り直すチャンスです!
理想の母親像に近づく事が出来たら、
ギスギスした家庭も、きっと温かな空気感に変化しますよ(^^)
この記事が、どなたかの苦しみから抜け出せるきっかけになれれば幸いです(^^)